1978 Moris – Fiebre de Vivir

評価投稿数: 0
0

1976年ブエノスアイレス。ロッカーだったマウリシオ・モリス・ビラベント(Mauricio Moris Birabent)はクーデター勃発後、この世に人生を保証するものは何も無い、といち早く感じ取っていた。

愛国心やアルゼンチンの伝統を批判するアーティストの一人として、彼はブラックリストに載っていた。

不安が過ったのもつかの間、最悪の事態は公園を予定していたコンサート会場に爆弾が落ちるという形で彼の身に降り掛かった。

考える間もなく、その当時のアルゼンチン人がしていたように、荷物をつめて自国を去る時だった。

幸いにも、シンガーソングライターのファクンド・カブラル(Facundo Cabral)がマドリッド、サンマテオ通りにあるエル・ポンチョ(El Poncho)というバーで一ヶ月間やらないかとモリスを誘った。

モリスとその妻イネス(Inés)にその二人の子どものビラベント一家は、一寸の迷いもなくスペインに向けて出発し、モリスは34歳にして初めてスペインの地を踏み、新しい街でゼロから始めなければならなかった。

1977年中は英語で歌うアーティストが多い中、彼はステージでスペイン語での新曲を披露し続けた。スペインロックが生きていることを感じられる色の濃い毎日。

そんな日々は80年代の音楽の基盤を定着させる、という彼の人生を語る上で欠かせない一幕となる。

「1975年から1980年は重要な時期だよ。」とロック記者のヘスス・オルドバス(Jesus Ordovás)は言う。

「大きな変化が訪れたんだ。あの時代に絶対的な地位を確立して支持されていたのはモリスと「バーニング(Burning)」。

スペインロック界の「ビートルズ(the Beatles)」と「ディラン(Dylan)」だった。

そしてその間に「テキーラ(Tequila)」がいた。そこから全てが始まったんだ。

その当時のコンサートを見ているとエルミニオ・モレノ(Herminio Molero)、アウセロン兄弟(los hermanos Auserón)、「ロス・セクレトス(Los Secretos)」、「ナチャ・ポップ(Nacha Pop)」がいて、モリスは波の最先端に乗り、バンドを始めたばかりのグループに大きな影響を与えていた。

それから、その当時流行っていた社会を批判するシンガーソングライターやコマーシャルミュージックの宝庫であるレーベル、チャパレコーズ(Chapa Records)と契約した。スペインでのファーストアルバム『フィエブレ・デ・ビビール(Fiebre de vivir)』の収録にテキーラが参加することは明らかだった。

アレホ・スティベル(Alejo Stivel)もアリエル・ロット(Ariel Rot)もアルゼンチンロック創始者である彼の大ファンで、制作監督であるビセンテ・ロメロ(Vicente Romero)のオファーを断るはずが無かったからだ。

『フィエブレ・デ・ビビール』はスペインロック界の後にも先にも軌跡を残す。

収録曲は”tangos del empedrado”のように、モリス自身が最後まで全てを手掛けている。

彼の楽曲は、その当時のスペイン音楽界の二大勢力であった詩的要素の強い音楽とロックを一つにした。さらに彼の歌詞はマドリッドを舞台にするという新しい発想であり、それこそが洗練されたロックと陶酔させるようなバラードとの融合であった。

ホアキン・サビナ(Joaquín Sabina)はこの一枚が自分をロックの道に導いたと公言している。

いずれにせよ、このアルバムに収録されている楽曲はここ30年の間、スペインロックの中に様々な形で生き続け、ファンでなくとも次の世代までの誰もが少なからずとも彼の影響を受けている。

出典:http://naveargenta.blogspot.jp/2017/02/moris-fiebre-de-vivir-1978.html

【曲目】

1. Sábado noche
2. Rock de Europa
3. Balanceo del rock
4. La ciudad no tiene fin
5. Hoy como ayer
6. Tarde en el metro
7. Zapatos de gamuza azul
8. Nocturno de princesa
9. Qué dije?
10. Rock del portal
11. Para ti una mentira
12. Balada de Madrid

1972 Terry Dolan – Terry Dolanの口コミ

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

1972 Terry Dolan – Terry Dolanのメンバー

Moris (Lead vocal, rhythm guitar, acoustic guitar, classic guitar, lead guitar in “sábado Noche”)
Ariel Rot(Lead guitar, base in “Tarde en el Metro” and “Balada de Madrid”)
José Torres(Piano)
Felipe Lipe(Electric Bass)
Manolo Iglesias(Drums)

関連記事とアーティスト

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

関連記事

1972 Malon

1972 Malon(Juan Carlos Caceres)- El Cami...

1978 Seru Giran & Billy Bond - Demos

1978 Seru Giran & Billy Bond - Demos

1977 Gustavo Montesano - Homenaje

1977 Gustavo Montesano - Homenaje

1977 Alas - Pinta Tu Aldea + Bonus

1977 Alas - Pinta Tu Aldea + Bonus

1975 Aquelerre - Siesta

1975 Aquelerre - Siesta

1976 El Reloj - El Reloj II

1976 El Reloj - El Reloj II