1975 Aquelerre – Siesta

1975 Aquelerre - Siesta
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シエスタ(Siesta)はアケラーレ(Aquelarre)が解散する前の、最後のレコーディングによるアルバムである。

70年代半ば、アケラーレはますます、より個人的になってゆくサウンドを模索していた。

事実、彼らの4枚のアルバムの中で、シエスタは分類したり、一つの限定的な流行の中にいれるのが最も難しいアルバムだ。

デビューアルバムから持ち合わせていた優美さと抒情的潜在力が、ブルマス(Brumas 1974)あたりから、互いに力を増し、シエスタで最高峰に達する。

アケラーレの詩的な宇宙は、牧歌的なものに方向転換する。いずれにしても、このレコードのどの歌にも自然が存在する。

シエスタのサウンドはオープンで、ふくらみがある。

このバンドは音楽と詩的な宇宙の完全な結びつきを成し遂げる。しかしながら、かつてのレコードに時々現れていたフォークの雰囲気(はっきりとした例はブルマスの中の“Silencio marginal”だ)は、今は完全になくなっている。ゆがむこともなく、フォークもなく、がさつなテンポも変わることがなく、甘美な時期などなかったにもかかわらず、シエスタはバランスが取れ、エレクトリックで、純粋で、深く感動的なトーンによって成功の道を歩んだ。

バランスと純粋さは、どの楽器もそれぞれ決してほかの楽器を曇らせないという事実のなか結晶する。

バランスは、思慮そのものの穏やかさでアルバムの歌詞にテーマ化されていて、快楽、苦しみ、美しさ、そして恐怖の中にも存在している。デル・ゲルシオ(Del Guercio)がレコードの最初で歌う「あいまいな言葉へのやさしさ」が良い例だ。

シエスタのテーマの中心は自然だ。動物相と植物相は、様々な方法で存在を作り出す。

それぞれの歌のタイトルを意識して読むとき、”鳥“、”樹液“、”森“、”香り“、といった言葉が現れてくる。

まさに最後の歌のタイトルは人間について語っているが、いずれにせよすべての歌に人間が存在する。自然を語ることは、人間的なものの数学として作用する。

だが、問題は自然主義に回帰する簡単な比較ではないのだ。むしろ、問題は感情的で、政治的な葛藤を語るたるための詩的な枠を消してしまうことなのだ。

もし政治を語るのに、自然の詩的スタイルがすでに”Violencia en el bosque”や”Arboles caídos para siempre”のようなこのバンドのかつての歌にもうすでに現れていたら、繊細さがもっと増すだろう。

暴力と死はもはや明白なものではなく、風景、生物、自然的要素へ突然変貌するのだ。

美しいものとは、この増大する感動が美文調を狙わないことだ。

歌詞からも、音楽からも、シエスタの伝えるイメージはより印象派に近くなっている。

それはシエスタの基本的な性格や、いつものアケラーレの作品とは別の面がなぜ彼らのゆるぎない生命力なのかをも説明している。

出典:http://naveargenta.blogspot.jp/2017/03/aquelarre-siesta-vinilo-flac-1975.html

【曲目】

01- Pájaro de la locura
02- Arboles caídos para siempre
03- Canto cetrino
04- Siesta cambiada
05- Cacería en el bosque
06- Savia de los Aromos
07- El hombre cercano

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1975 Aquelerre – Siestaのメンバー

Emilio Del Guercio -ベース、ボーカル、ギター
Hugo Gonzales Neira -キーボード、ボーカル
Hector Starc -ギター、ボーカル
Rdorfo García -パーカッション、ビブラフォン、ボーカル

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