1968 The Moon – Without Earth

The Moon - Without Earth
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「ムーン(Moon)」はピアニストで作曲家のマシュー・ムーア(Matthew Moore)、ドラマーでプロデューサーのラリー・ブラウン(Larry Brown)=後のザ・ベル・アイレス(The Bel-Aires)、「デイヴィー・アラン・アンド・ジ・アローズ(Davie Allan & the Arrows)」のメンバーで、1967年米国ロサンゼルスで結成されたオーケストレイションが加味されたサイケデリック・バンドである。

Matthew Moore – ピアノ、ボーカル、ギター
David Marks – ギター、コーラス
Larry Brown – ドラム
Dave Jackson – ベース
Joe Foster – シンセサイザー
Nick Robbins – シンセサイザー
Bob Klimes – ストリング・アレンジメント
Dave Roberts – ホーン・アレンジメント

そして、元ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のデイヴィッド・マークス(David Marks)がギター、アンディ”ドリュー”ベネット(Andy “Drew” Bennett)がベースを担当していた。

ベースのポジションは、1969年、セカンド・アルバム『The Moon』の時には、アンディ”ドリュー”ベネットから、元ハーツ・アンド・フラワーズ(Hearts & Flowers)のデイヴィッド・ドーソン(David Dawson)に替わっていた。

しかし、ムーンはその経歴の全てにおいて、レーベルのインペリアル・レコード(Imperial Records)からのサポートをほとんど受けなかったため、1968年の『Without Earth』と1969年の『Moon』の2枚のアルバムは、リリース時はほとんど知られていなかった。

しかし、ポップ・サイケデリアのファンが、このアルバムの魅力を発見してからは、このグループは一種の熱狂的な支持を集めた。

そしてその結果、再発レーベルのレヴ・オラ(Rev-Ola)が両方のアルバムを1枚のCDとして再出版することになった。

これには多くのボーナス・トラックが加えている。モノラル45ミックスの2曲と、ムーアのムーンに所属する前のバンド、マシュー・ムーア・プラス・フォー(Matthew Moore Plus 4)の作品3曲だ。

少しゾンビーズ(The Zombies)やレフト・バンク(Left Banke)の質が落ちたバージョンのように聴こえるサウンドを聴くと、60年代のバロック調ポップスのファンがムーンに夢中になるのがなぜなのかは簡単に分かるのだが、ビートルズ(The Beatles)の影響下にあった時代の多くのバンドのように、強い曲とメロディはなく、次の曲が始まるとすぐに忘れてしまうような、ストリングが重ねられた重たいアレンジメントが出てくることが多い。

”Someday Girl”、間抜けなシタール風の”Brother Lou’s Love Colony”、超ビートルズ風の”Give Me More”のような曲(全て『Without Earth』の曲である)が収められているこの作品で、このグループはポップサイケの境地に接近してはいない。

これらの曲のどれもが特に最上のものではないという事実を、アレンジの渦巻きで隠すことが出来ていないのだ。

1969年に発売された、セカンド・アルバム『Moon』では、ブラウンがオーケストレーションを少しだけ減らし(どちらのアルバムも彼のコンチネンタル・サウンド・スタジオでレコーディングされた)、ムーアが単純に良い作品を提供しており、より良いものになっている。

例えばそれは、忘れられない美しい楽曲”Lebanon”や、ムーアが機敏で簡単なメロディーの”Comprehension Wields The Sword That Kills The Fear”のような歌い方をしていて面白い”Life Is A Season”だ。

生まれ変わりの復讐の曲” Pirate”も言及しておくべき作品だろう。

忘れられないほど奇怪なストーリー性のある作品だ。

【曲目】

01. Lummy Days (Davis) – 3:22
02. Friendliness (Part 1) (Warren) – 2:29
03. Anyone For Tennis (Warren) – 2:32
04. There Is No Refuge (Warren) – 3:24
05. Syracuse The Elephant (Walter, Davis) – 8:46
06. Amazingly Agnes (Warren) – 3:30
07. Father Frankenstein Is Behind Your Pillow (Warren) – 3:35
08. Keep On Clucking (Walter, Davis) – 4:03
09. Story Of My Heart (Slater) – 2:03
10. Friendliness (Part 2) – (Warren) – 1:55
11. Teatime (Walter, Davis) – 5:51
Bonus tracks:
12. Everyman (Davis, Warren) – 4:27
13. Purple Spaceships Over Yatton (Walter, Davis) – 6:39
14. C’est La Vie (Warren, Davis) – 3:21
15. Do The Stanley (Wabadaw, Sleeve) – 2:54

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1968 The Moon – Without Earth のメンバー

Matthew Moore – ピアノ、ボーカル、ギター
David Marks – ギター、コーラス
Larry Brown – ドラム
Dave Jackson – ベース
Joe Foster – シンセサイザー
Nick Robbins – シンセサイザー
Bob Klimes – ストリング・アレンジメント
Dave Roberts – ホーン・アレンジメント

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