1967 ニコ(Nico)- Chelsea Girl

1967 ニコ(Nico)- Chelsea Girl

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1967年に発表された『Chelsea Girl』(1967年)は、ドイツ出身のニコ(本名:クリスタ・ペーフゲン=Christa Päffgen)の輝かしいの初ソロアルバムである。

しかし、実はヴェルヴェット・アンダーグラウンド(1966年)結成以前の1965年に、アンドリュー・オールダムの指揮下にある時に、「ニコ(Nico)」はモッド・ポップのレコード会社『イミディエイト・レーベル』からシングル”I’m Not Sayin / The Last Mile “を発表している。

ゴードン・ライトフット(Gordon Lightfoot)の”I’m Not Sayin’”のカヴァーと、オールダムとジミー・ペイジ(Jimmy Page)の共作の”Last Mile”が収録された1965年のシングルは、このLPの多様性を予期させるものとなっている。

このボーカリストが主要なインストゥルメンタル・カルテットとの関係を解消したことがその原因というわけではなかったが、”Chelsea Girl”では、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのノンパーカッションの構成がかなりフィーチャーされている。

そこには当時はまだあまり知られていなかったシンガー/ソングライターのジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)=ギター(彼はヴォーカリストたちの恋愛対象である。)と、ルー・リード(Lou Reed)=ギター、スターリング・モリソン(Sterling Morrison)=ギター/ベース、ジョン・ケール(John Cale)=ピアノ/ベース/ヴィオラがいた。彼らはより大きなコンボでやっていたこととは正反対のことをやっている。

これらの楽曲は明らかに「アンプラグド」で、「ニコ」の暗くて陰気な歌声を用いたフォーキーでバロックなセッティングとなっている。

”Fairest Of The Seasons”、”These Days”、そして”Somewhere There’s A Feather”には、ブラウンの内気さが見え始めている。

ミニマリストのストリング・セクションについては、楽曲にはっきりとしたヨーロッパの雰囲気を与える、風変わりだが効果的なアレンジが特徴的だ。

フォークの傾向のあるこれらのオーケストレーションは、インクレディブル・ストリング・バンド(Incredible String Band)、ペンタングル(Pentangle)、フォザリンゲイ(Fotheringay)=フェアポート・コンヴェンション(Fairport Convention)のスピンオフ といった、他の急成長グループのサウンドと同様である。

同じことが、彼女のほとんど知られていない、ボブ・ディラン(Bob Dylan)の”I’ll Keep It With Mine”の再演奏にも言える。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの前の曲、リードの”Wrap Your Troubles In Dreams”は、「ニコ」が持ち込んでいる歴史的感覚によって、伝統的なドイツの民謡のメロディであるかのように感じる。

これらの軽めの楽曲とヴェルヴェット・アンダーグラウンドの着想による恐ろしげな楽曲との間には、明白な違いがある。

レコーディングメンバー

  • Christa “Nico” Päffgen – vocals
  • Jackson Browne – electric guitar (A1-2, B2-3, B5)
  • Lou Reed – electric guitar (A3, A5, B1, B4)
  • John Cale – viola, organ, guitar (A3-5)
  • Sterling Morrison – electric guitar (B1, B4)

1967 ニコ(Nico)- Chelsea Girl

発表アルバム

  • 1967年
    Chelsea Girl
  • 1968年
    The Marble Index
  • 1970年
    Desertshore
  • 1974年
    The End...
     
  • 1981年
    Drama of Exile
     
  • 1985年
    Camera Obscura
     

ピート・ハム

この作品の中心は、長めの楽曲”It Was a Pleasure Then”と、リード/モリソンの見事な半自伝的楽曲であるタイトル・トラックである。

そのような正直さと、時には本質的に暗い「ニコ」の歌い方に対する痛ましいイメージはまさに、最初に受けた社会的な影響による、長く続いているアーティスティックな声明に他ならない。

それはローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)、アン・マグニューソン(Ann Magnuson)、パッティ・スミス(Patti Smithの)のよりモダンな作品とと同様である。

これは無条件の傑作である。

1967 ニコ(Nico)- Chelsea Girl の曲目

曲目
  1. The Fairest Of The Seasons 4:09
  2. These Days 3:33
  3. Little Sister 4:26
  4. Winter Song 3:20
  5. It Was A Pleasure Then 8:05
  6. Chelsea Girls 7:25
  7. I’ll Keep It With Mine 3:20
  8. Somewhere There’s A Feather 2:20
  9. Wrap Your Troubles In Dreams 5:09
  10. Eulogy To Lenny Bruce 3:46

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