1972 Mott The Hoople – All The Young Dudes

1972 Mott The Hoople - All The Young Dudes
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③“All the Young Dudes”は、すべての若き野郎どもの性的願望、性欲にたいして率直だ。そしてグラムロックの中性的、ジェンダーベンダーの美学でもある。

この楽曲をリリースした1972年、モット・ザ・フープルは、すでに4枚のアルバムをリリースしていたが、商業的にはいまいち振るわず、危機に立たされ、ボロボロになっていた。解散寸前のまさにその時、モット・ザ・フープルのファンだったデヴィッド・ボウイ(David Bowie)が彼らを励まし、救いの手を差し伸べた。

デヴィッド・ボウイは“Suffragette City” という楽曲を提供した。しかし、なぜかモット・ザ・フープル側は、この曲を断った。

彼らは“Drive-In Saturday” が欲しかったのだ。

デヴィッド・ボウイはイエスと言わず、交渉の末、“All the Young Dudes” をリリースすることになり、彼は、わずかな期間で秀才ぶりを発揮して、プロデューサーとしても、1972年発表のモット・ザ・フープルの『All the Young Dudes』アルバム制作にも携わったのである。

すべてが軌道に乗ったかと思った矢先、今度は、ギターリストのミック・ラルフス(Mick Ralphs)が、バンドを脱退し、バッド・カンパニー(Bad Company) に参加してしまった。

1974年のことだった。

実は、イアン・ハンターのスキルの足りなさは、バンド内に緊張をもたらしていた。ハンターの書いた⑩“Sea Diver” は、メタファーを使って、壊れていく関係を表現している。押し潰されそうな悲しい歌である。

ヴォーカリストとしてのイアン・ハンターの声は非常に限られており、これといった特色がなかった。おそらくギターを弾く少年たちは、彼がバンドで歌えるくらいなら、僕たちだって歌えるよ、と思ったことだろう。しかしモット・ザ・フープルのメンバーは、ハンターが叫んでもいいようにコーラスでメロディをハモリ、ハンターのヴォーカルを活かし、またカバーするなど、解決策をいくつも考え出した。

結果、モット・ザ・フープルは前進した。彼らは、常に若者からリスペクトされており、影響力のあるバンドだった。自信と、リフと、グラムと、そしてパンクの基本的なアプローチ力があったのだ。

ライブでの圧倒的なパワーからすると、どのアルバムもモット・ザ・フープルの本当のパワーを伝えていないだろう。とはいえ、この『All the Young Dudes』はグラムロックの光彩を放つ、記念すべき作品である。

Written by Marios

【曲目】

1. Sweet Jane – 4:21
2. Momma’s Little Jewel
3. All the Young Dudes
4. Sucker
5. Jerkin’ Crocus
6. One of the Boys
7. Soft Ground
8. Ready for Love/After Lights
9. Sea Diver- 2:53
10.One of the Boys
11.Black Scorpio
12.Ride on the Sun
13.One of the Boys (UK single version)
14.All the Young Dudes
15.Sucker
16.Sweet
Tracks 10-12 Demos Versions
Tracks 15,16 Live 1973 at the Hammersmith Odeon

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1972 Mott The Hoople – All The Young Dudesのメンバー

Ian Hunter – Vocals, Piano
Mick Ralphs – Guitar, Vocals (Except on Tracks 15, 16)
Verden Allen – Organ, Vocals (Except on Tracks 15, 16)
Pete Overend Watts – Bass Guitar, Vocals
Dale Buffin Griffin – Drums, Vocals, Percussion
Additional Musicians
Ariel Bender – Guitar, Vocals on Tracks 15, 16
Mick Bolton – Organ on Track 15
David Bowie – Saxophones, Vocals on Track 14
Morgan Fisher – Organ, Mellotron on Track 12, Piano, Synthesizer, Vocals on Bonus Tracks 15, 16
Ray Majors – Slide Guitar on Track 11
Mick Ronson – Strings, Brass Arrangement on Track 9
Buddy Bauerle – Pan Flute
Mike Walls – Hammond B3 Organ
Jeff Hanover – Vibraslap

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