1970 Affinity ‎– Affinity

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ジャズ・ロックの流行の頂点にたち「ヴァーティゴ(Vertigo)」と1970年に契約を結んだ短命のアフィニティ(Affinity)は、解散する前にシングルとアルバムを1枚づつ発表するにとどまった。

若手シンガーのリンダ・ホイル(Linda Hoyle)、ベーシストのモ・フォスター(Mo Foster)、ギタリストのマイク・ジュップ(Mike Jupp)、キーボードのリントン・ナイフ(Lynton Naiff)、ドラマーのグラント・セルペル(Grant Serpell)などのメンバー構成で、現代のサイケデリアとプログレッシブロックの要素を融合した音楽的な成熟度が表現されている。

リンダ・ホイルの力強いヴォーカルとナイフのオルガンの技術は、批評家に高く評価され、素晴らしいキャリアを築けるかのように見えた。

サンデータイムズ誌のデレク・ジュエル(Derek Jewell)は、「ナイフはすでにソウルスタイルを確立しており、このグループは、今年のジャズーポップのジャンルの中でも1番かもしれない」と書いている。

この7曲入りの1stアルバム『 Affinity』は好評だったにもかかわらず、バンドはこの後すぐに解散した。

アフィニティの音楽を1つのジャンルの中に入れるのは難しい。

彼らはジャズ・ロック/ブルース・ロックといったカテゴリーという範疇に当てはめるには無理があった。

他の多くの60年代後半のプログレッシブのアーティストのように、アフィニティは解散する頃になり、彼らの音楽性への足がかりを見つけたのであった。

セルフタイトルの当アルバム『 Affinity』は、短命であったアフィニティの多くの可能性が見える作品である。

もし、このアルバムが成功を収めていなかったなら、彼らはもっと個性的でジャジーでプログレッシブなジャンルに向かったかもしれない。

ベッシー・スミス(Bessie Smith)、グレイス・スリック(Grace Slick)、サンディ・デニー(Sandy Denny)のヴォーカルの特徴を融合させたようなリンダ・ホイルの才能は重要なポイントで、リントン・ナイフの激しいハモンドは、特別であり、行き過ぎずに落ち着いている。

さらに、ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)のブラスのアレンジメント、これは後にブライアン・オーガー(Brian Auger)、「ジュリー・ドリスコール・ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティ(Julie Driscoll & the Trinity)」などにつながっていく。

“Coconut Grove” (the Lovin’ Spoonful song)は、ドノヴァン (Donovan)のアルバム『Sunshine Superman』の”The Observation”へ同様の似通った影響を及ぼす。

アルバムの中でも最も印象深いのが、重い雰囲気の曲がハモンドオルガンで提供されるボブ・ディラン(Dylan)のカバー”All Along the Watchtower”だ。

11分の長さにも関わらず、「キャラヴァン(Caravan)」のデヴィッド・シンクレア(David Sinclair)に近い、次に何が起こるのか予想をさせないようなプログレッシブなオルガンが印象的。

さびれたバロック調のハープシコードの演奏による”I Wonder If I Care as Much”は、「エヴァリー・ブラザース(The Everly Brothers)」風で、ホイルのヴォーカルと見事に同調している。そして”Mr. Joy”は、若手の女性シンガーの憧れである「ジェファーソン・エアプレイン(Jefferson Airplane)」のグレイス・スリック(Grace Slick)を連想させる雰囲気を放つ。

出典:Small Town Pleasures

【曲目】

1. I Am and So Are You
2. Night Flight
3. I Wonder If I Care as Much
4. Mr. Joy
5. Three Sisters
6. Coconut Grove
7. All Along the Watchtower

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1970 Affinity ‎– Affinityのメンバー

Linda Hoyle (vocal)
Lynton Naiff (organ)
Mike Jopp  (guitar)
Mo Foster  (bass guitar)
Grant Serpell (drums)

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