ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)について【イタリア】

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)について【イタリア】
評価投稿数: 0
0

イタリアの歌手ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)が恩恵を受けたように、レコードの人気に火をつけるには、放送禁止になることと同じ効果を得られることはない。

“Quando vedrete il mio caro amore”は、禁止となったB面曲のおかげで、彼女の中での最も大きなヒット曲となった。彼女はまた、シーラ・ブラック(Cilla Black)“ Don’t answer me”のオリジナル曲である“Ti vedo uscire”をレコーディングしたことでも有名である。

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)の生い立ち

ドナテッラ・モレッティは、1942年イタリア中部のペルージャ(Perugia)に生まれる。

学校では言語を学んでいたが、歌とピアノのクラスも受けていた。新しい音楽コンテストへの参加の返事をした時が、彼女が世に出ることとなる時だった。

1962年 20歳のころ

ドナテッラ・モレッティは、1962年に初めて開催されたコンテスト『Cantagiro』に出場し、“L’abbraccio”を歌い新人部門で優勝、そして総合でも3位となった。

レコード会社「RCA」から発売されたこの曲は、彼女にとって初めてのトップ30入りするヒットに。

エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)が彼女の編曲者となり、このふたりの初仕事となったのは、その年の後半にシングルとして発売された、ドラマティックな“Attento a te”である。

1963年 21歳のころ

1963年、再び『Cantagiro』に出場し、今回は“Cosa fai dei miei vent’anni”をパフォーマンスした。

彼女はこの当時、いくらか健全なイメージを保っていたが、すべては変わろうとしていた。次のシングル“Quando vedrete il mio caro amore”のB面曲“Matrimonio d’interesse”は、淫らな言葉が使われているとして、イタリア公共放送局「RAI」により禁止されたのだ。

言うまでもなく、美しいバラードと禁止されたB面曲との組み合わせは、買い手たちに抗いがたい魅力を感じさせ、この45レコードは、彼女の中での最も大きなチャートヒットとなった。

このレコードの両面とも、ドナテッラ・モレッティのファーストLPであり、批評的に称賛された『Diario di una sedicenne』に収録された。この時代の多くの歌手たちとは違い、ドナテッラは国際的なヒット曲のカバーをほとんど行わず、このアルバムのすべての曲は、無名のソングライター、ロレダーナ・オグニベン(Loredana Ognibene)による作曲である(彼女は音楽業界から、現れたのと同じくらい素早く姿を消した)。

その年の後半、このアルバムから“Mille gocce piccoline”と“Ti chiedo scusa”がシングルカットされた。

1964年 22歳のころ

彼女は、1964年もチャート上での勢いを保った。

次の『Cantagiro』のエントリー曲である“La legge dell’amore”と、“Ogni felicità”がトップ40入りする成功を収めた。

1965年 23歳のころ

1965年には、ドナテッラ・モレッティが『Cantagiro』に参加することは、このコンテストが開催されること自体と同様に、毎年恒例の出来事となっていた。

この年のエントリー曲は、彼女を最も有名にする曲のひとつとなる、“Ti vedo uscire”であった。この曲はコンテストで十分立派な順位となったが、非常に大きな成功を収めたのは、イギリスのシーラ・ブラックがこれを“Don’t answer me”として発売したものだった。

また、フランスのセリーヌ(Céline)もこの曲をレコーディングしている。A面の“Non m’importa più”もまたチャートヒットとなり、ファンのお気に入りにもなっている。

1966年 24歳のころ

1966年に発売された、包括的な“Chiaro di luna sul mare”が、彼女の最後の『Cantagiro』へのエントリー曲となり、また「RCA」からの最後のシングルともなった。ちなみにB面の“Era più di un anno”にもファンが多い。

その年、レコード会社「Parade」へ移るとすぐに、ペトゥラ・クラーク(Petula Clark)“ I couldn’t live without your love”のカバー“Se un ragazzo pensa a te”を発売するが、これはチャート圏外に留まってしまう。

1967年 25歳のころ

1967年は、名声のあるコンテスト『San Remo song festival』へ参加することで幕を開けた。当時は、イタリアの歌手と外国人歌手の2人が、各エントリー曲をパフォーマンスするというスタイルだった。

ドナテッラとアメリカのスター、ボビー・ゴールズボロ(Bobby Goldsboro)の2人は、バラード“Una ragazza”をパフォーマンスしたが、この曲は決勝へ進むことはできなかった。

その年さらに彼女が発売したのは、“Qualcosa di più”だけであった。

実際、「Parade」での3年間は非常にゆっくりとした期間で、1年に1枚か2枚のレコードを発売するだけだった。

1968年~1970年 26歳~28歳のころ

1968年には“Nella mia stanza”と“Il mio amore”を、1969年には“Labbra d’amore”を発売した。彼女の人気が下火になっていたことと、レコード会社のプロモーション力のなさが合わさり、これらのレコードは全くうまく行かなかった。

1970年にレコード会社「Ellebi」へ移った後も、状況は好転しなかった。そのため、その年のうちにレコード会社「King」へと移り、2枚目のアルバムで批判的な成功を収める『Storia di storie』を発売した。さらに2枚のアルバムを「King」から発売した。

1970年代、その後…

1970年代後半には、彼女は1年ベースで次々とレコード会社を移っていた。

1980年代から90年代初めにかけて彼女はレコーディングを続け、より最近では、中世音楽のアルバムの発表もしている。

出典:Ready Steady Girls

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)について【イタリア】の口コミ

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)のディスコグラフィ

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)のシングル(EP)

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)のディスコグラフィ
  1. Fino Alla Fine / Attento A Te ‎(7″) 1962
  2. L’Abbraccio (El Abrazo) ‎(7″) 1962
  3. Quando Vedrete Il Mio Caro Amore / Matrimonio D’Interesse 1963
  4. Cosa Fai Dei Miei Vent’anni / Un Giorno Di Mare ‎(7″) 1963
  5. La Legge Dell’Amore / Non Temere ‎(7″)  1964
  6. Ogni Felicità / Ti Chiedo Scusa ‎(7″)  1964
  7. Non M’Importa Più 1965
  8. Ti Vedo Uscire / Non M’Impota Piu / Ogni Felicta / Ti Chedo Scusa ‎(7″, EP) 1965
  9. Rita Pavone / Gianni Morandi / Jimmy Fontana / Donatella Moretti – Ell / Si No Et Tingués Ja Mai Més / El Món / He Vist Com Sorties ‎(7″, EP) 1965
  10. Chiaro Di Luna Sul Mare  2 versions RCA Italiana 1966 Se Un Ragazzo Pensa A Te / Un Bianco Domani ‎(7″)  1966
  11. Claro De Luna En El Mar / El Amor Nunca Muere ‎(7″, EP)  1966
  12. La Nuova Cricca* / Donatella Moretti – Stai Su Con Il Morale / Chiaro Di Luna Sul Mare ‎(7″, S/Sided, Promo)  1966
  13. Donatella Moretti / Mike Liddell E Gli Atomi* – Qualcosa Di Più / Dammi Una Mano ‎(7″, Jukebox)  1967
  14. Qualcosa Di Più / Pensami ‎(7″) 1967
  15. Una Ragazza ‎(7″)  1967
  16. Nico Fidenco / Donatella Moretti – Ma Piano (Per Non Svegliarmi) / Una Ragazza ‎(7″, Jukebox) 1967
  17. Nella Mia Stanza 1968
  18. Il Mio Amore ‎(7″) 1969
  19. Labbra D’Amore / Alla Stazione Non Ci Vengo Più ‎(7″) 1969
  20. Quando C’Eri Tu / Tre Giorni Dopo 1970
  21. Ormai / La Nostra Primavera ‎(7″)  1970
  22. D M System Orchestra* / Donatella Moretti – Che Pazzo Sei / Vai ‎(7″) 1979
  23. Cantava La Luna / Pensando A Te Domani ‎(7″)  1981
  24. Sto Con Te / Ti Scoprirò ‎(7″)  1982

関連記事とアーティスト

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

関連記事

カトリーヌ・スパーク(Catherine Spaak)について【イタリア】

カトリーヌ・スパーク(Catherine Spaak)について【イタリア】

カルメン・ヴィッラーニ(Carmen Villani)について【イタリア】

カルメン・ヴィッラーニ(Carmen Villani)について【イタリア】

アンナ・マリア・イッツォ(Anna Maria Izzo)について【イタリア】

アンナ・マリア・イッツォ(Anna Maria Izzo)について【イタリア】

ブルネッタ/マラ・パシーニ(Brunetta/ Mara Pacini)について【スペイン】

ブルネッタ/マラ・パシーニ(Brunetta/ Mara Pacini)について...

イザベラ・イアネッティ(Isabella Iannetti)について【イタリア】

イザベラ・イアネッティ(Isabella Iannetti)について【イタリア】

アレッサンドラ・カッザチャ(Alessandra Casaccia)【イタリア】

アレッサンドラ・カッザチャ(Alessandra Casaccia)について【イ...