アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)について【イタリア】

アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)について【イタリア】
評価投稿数: 0
0

イタリアの歌手アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)は、1960年代のポップスのスタイルをほぼすべて試したと言える。

ビートからバラードまで、そしてシュラガーからシュマルツまで。しかし彼女の作品の質の高さは売り上げとは結びつかず、彼女の存在は見過ごされて続けている。

アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)の生い立ち

アンナ・マルケッティは、1944年7月29日、イタリア北部のフェラーラ(Ferrara)生まれ。

ティーンの頃、彼女はピアノと演劇を勉強した。地元のダンスホールでパフォーマンスするグループの一員として、1962年に初めて歌を披露した。

2年後、コンテスト『Castrocaro contest』のニューシンガー部門に参加し、結果として、レコード会社「Meazzi label」からレコード契約の申し出を受け、ファーストシングル“Tristezze”を発売。

このリリースではおそらく、B面の“Io sono così”のほうが興味深いだろう。これはバート・バカラック(Burt Bacharach)作曲で、元々1962年にティミ・ユーロ(Timi Yuro)により発売された“The love of a boy”のカバー曲である。

続く“Che fai tu luna in ciel”は1950年代の曲のカバーで、1964年に発売されたのだが、この曲を選択したことは驚きであり、買い手たちの心を掴むことはできなかった。
1965年、コンテスト『Disco per l’estate contest』へ参加し“Più di ieri”で決勝へ進出した。

彼女の名が売れたのは、テレビ番組『La fiera dei sogni』でマイク・ボンジョーノ(Mike Bongiorno)の歌の相棒のひとりに、アンナ・アイデンティチ(Anna Identici)と共に選ばれた時だった。

新しく加わった評判により、彼女はピーター・オトゥール(Peter O’Toole)主演の映画『Lord Jim』のイタリア版サウンドトラック“Il colore dell’amore”を歌うオファーを受けた。

1966年1月、名声のあるコンテスト『San Remo song festival』へ参加した。当時のスタイルは、2人の歌手が各曲をパフォーマンスするもので、彼女とプリーノ・マギー(Plino Maggi)は共にマギーが作曲したバラード“Io ti amo”を披露。

この曲は決勝へ進むことはできず、また両歌手ともにこの曲でヒットを出すことはできなかった。ちなみにファンはこの曲がリリースされた際、裏面のドラマティックな曲“Ma perchè lo fai”のほうを気に入った。

彼女の落胆は、1966年6月にコンテスト『Disco per l’estate contest』へ参加した際に和らいだ。ビートとシュラガーが見事に融合した興味深い曲“La rapsodia del vecchio Liszt”を、クオリティの高いパフォーマンスで魅せ、7位という結果を獲得した。

またこのリリースはその夏イタリアチャートの17位となった。しかし悲しいことに、彼女はこの偉業を繰り返すことはできなかった。

続く“Chi lo sa”は、彼女がコンテスト『Zurich festival』で披露した曲で、彼女の45レコードの中で最も力強い曲のひとつだが、その秋のリリースでは失敗した。

1967年にコンテスト『Disco per l’estate contest』へ戻り“Gira finchè vuoi”を披露し、質の高いリリースをしたのだが、またしてもイタリアチャートのトップ40には惜しくも届かなかった。

続くリリースは、少し変わった、しかし見事なビートとタンゴを融合させた曲“Il mondo cambierà”と、コンテスト『Rose festival』にエントリーした曲“Per conquistare te”で、これらは先に発売された45レコードの曲と共にLP『Per conquistare tutti』に収録され、その年の後半に発売された。

1968年に再びコンテスト『Disco per l’estate contest』にまずまずの曲“L’estate di Dominique”で出場した。この曲は3曲入りのレコードとして発売されたが、またしてもチャートトップ40からは漏れてしまった。

イギリスのグループ「アイヴィーズ(The Iveys)」の“Maybe tomorrow”のカバーである“Ma come posso non pensarti più”が、その年の彼女の最後のリリースとなる。

この曲で彼女は普段よりも抑えたボーカルを意識し、結果としては一般的に彼女の作品の中でベストだと考えられている。このディスクはチャートの27位を記録し、彼女の最後のヒットとなる。

1969年にレコード会社「EDM」へ移り、グループ「ビージーズ(Bee Gees)」作曲の“The love of a woman”のカバー“Amore di donna”を発売した。これはこのレーベルからの唯一のリリースである。

1971年にシングル“Un’emozione”がレコード会社「Produttore Associati label」から発売され、これが結果を残せず終わってしまった時、彼女は音楽業界から姿を消した。

出典:Ready Steady Girls

アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)について【イタリア】の口コミ

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

アンナ・マルケッティ(Anna Marchetti)について【イタリア】のディスコグラフィ

1964年

①Tristezze / Io Sono Così ‎(7")
①Tristezze / Io Sono Così ‎(7″) 

②Che Fai Tu Luna In Ciel ‎(7")
②Che Fai Tu Luna In Ciel ‎(7″) 

1965年

③Più Di Ieri ‎(7")
③Più Di Ieri ‎(7″)
④Il Colore Dell’Amore ‎(7″) 
⑤Anna Marchetti / Franco Ragona / Franco Talò – Canto D’Amore ‎(7″, EP, Promo) 

1966年

⑥Io Ti Amo
⑥Io Ti Amo 

⑦La Rapsodia Del Vecchio Liszt
⑦La Rapsodia Del Vecchio Liszt

⑧Chi Lo Sa / Oggi Son Contenta ‎(7") 
⑧Chi Lo Sa / Oggi Son Contenta ‎(7″)
⑨I Camaleonti / Anna Marchetti – La Libertà / Chi Lo Sa ‎(7″, Jukebox) 
⑩Anna Marchetti / Franco Talò / Franco Talò E I Cicisbei 70 – La Rapsodia Del Vecchio Liszt ‎(7″, EP, Promo) 

1967年

⑪Il Mondo Cambierà ‎(7")
⑪Il Mondo Cambierà ‎(7″)

⑫Per Conquistare Te / L'Ultima Parola ‎(7")
⑫Per Conquistare Te / L’Ultima Parola ‎(7″) 

⑬Gira Finché Vuoi / L'Ultima Parola ‎(7")
⑬Gira Finché Vuoi / L’Ultima Parola ‎(7″) 

1968年

⑭L'Estate Di Dominique
⑭L’Estate Di Dominique

⑮Ma Come Posso Non Pensarti Più (Maybe Tomorrow) / La Mia Città ‎(7")
⑮Ma Come Posso Non Pensarti Più (Maybe Tomorrow) / La Mia Città ‎(7″) 

1969年

⑯Amore Di Donna
⑯Amore Di Donna 
⑰Anna Marchetti / Christian (106) – Ma Come Posso Non Pensarti Più (Maybe – Tomorrow) / Oro E Argento ‎(7″, Jukebox) 

関連記事とアーティスト

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

関連記事

フィアメッタ(Fiammetta)について【イタリア】

フィアメッタ(Fiammetta)について【イタリア】

カルメン・ヴィッラーニ(Carmen Villani)について【イタリア】

カルメン・ヴィッラーニ(Carmen Villani)について【イタリア】

イザベラ・イアネッティ(Isabella Iannetti)について【イタリア】

イザベラ・イアネッティ(Isabella Iannetti)について【イタリア】

アレッサンドラ・カッザチャ(Alessandra Casaccia)【イタリア】

アレッサンドラ・カッザチャ(Alessandra Casaccia)について【イ...

アンナ・マリア・イッツォ(Anna Maria Izzo)について【イタリア】

アンナ・マリア・イッツォ(Anna Maria Izzo)について【イタリア】

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)について【イタリア】

ドナテッラ・モレッティ(Donatella Moretti)について【イタリア】