ジャッキー・リー/エマ・レデ(Jackie Lee/Emma Rede)について【アイルランド】

ジャッキー・リー/エマ・レデ(Jackie Lee/Emma Rede)について【アイルランド】
評価投稿数: 0
0

アイルランドのジャッキー・リー(Jackie Lee)=短い期間、エマ・レデ(Emma Rede)としても知られる彼女は、ソロ歌手としても、グループ「レインドロップス(The Raindrops)」のリード歌手としても活動、無名であったが、その後子供向けテレビ番組のテーマ曲で、2枚のイギリスヒットを記録する。

ジャッキー・リー/エマ・レデ(Jackie Lee/Emma Rede)の生い立ち

ジャッキー・リーは、1936年5月29日、本名ジャックリーン・フラッド(Jacqueline Flood)として、アイルランドのダブリン(Dublin)に生まれる。1

4歳の頃までには、アイルランドのラジオで、また様々なダンスバンドと共に歌っていた。1950年代初めにロンドン(London)へ引っ越した後は、病院の研究室で技術者として働いていた。その後、歌手グループ、ロニー・アルドリッチ(Ronnie Aldrich)の「Squadronaires」に参加し、ラジオ局「BBC」で頻繁にパフォーマンスをおこなう。

1955年 19歳のころ

(現在知られている名で)ジャッキー・リーは、1955年4月にグループを去り、レコード会社「Decca」からの“I was wrong”でレコーディングデビューを果たすが、これは失敗に終わり、続くシングルも同様に失敗に終わった。

1959年 23歳のころ

1959年に彼女は「レインドロップス」にリード歌手として参加するが、グループとしてのファーストシングル“Along came Jones”はソロ作品と同じように売れ行きが悪く、また続くリリースも、ほとんどはアメリカのヒット曲のカバーであったが、これらもうまく行かなかった。

1962年 26歳のころ

1962年ジャッキー・リーは、コンテスト『Eurovision song contest』への参加者を選ぶためのイギリスのコンテスト『A song for Europe』へ出場。

しかし彼女の“There’s no one in the whole wide world”はベルファスト(Belfast)のロニー・キャロル(Ronnie Carroll)の“Ring-a-ding girl”に敗れてしまう。

1963~1964年 27~28歳のころ

翌年彼女は初めてのドイツ語曲“Tschau, tschau, Amigo”を、有益なドイツ市場向けに発売するが、これも失敗に終わり、1964年、「レインドロップス」へ戻り映画『Just for you』に出演し、リトル・エヴァ(Little Eva)“The locomotion”のカバー曲をパフォーマンスした。

その1年以内にグループを辞め、初めてのソロシングル“I cry alone”を「Decca」から発売した。これはソングライター、バート・バカラック(Burt Bacharach)とハル・デヴィッド(Hal David)作曲の、あまり知られていない曲のカバーである。

続いてレコード会社「Columbia」から2枚のシングル“Lonely clown”と“I know, know, know I’ll never love, love, love anyone else”を発売するが、これも失敗に終わる。

1966年 30歳のころ

1966年11月に「Columbia」レコードから発売された3枚目のシングルが、彼女の作品の中でベストの作品のひとつとなる。

ソングライターのジェフ・ステファンズ(Geoff Stephens)の作曲で、ミルトン・キーンズ(Milton Keynes)という町についての曲“The town I live in”である。これは、バッキンガムシャー(Buckinghamshire)地域の新しい町の郊外の自然に対し、皮肉の混じった論評がされている曲。

「私が住んでいる町には27の教会がある。ラララララララ~♪。それから大通りにはヨーロッパシラカバが並んでいる。ラララララララ~♪」という歌詞がある。

B面の“You too (can have heartaches)”もまた力強い曲だが、このシングルは注目されることなく消えてしまう。

エマ・レデ(Emma Rede)時代

1967年 31歳のころ

ヒットの出ないジャッキー・リーは、次のシングル“Just like a man”で、エマ・レデ(Emma Rede)と名前を改めた。

ちなみに素晴らしいビートバラードの“I gotta be with you”がB面に収録されており、これはイギリスのノーザンソウルシーンで人気となっている。このシングルは、1967年2月にラジオの海賊放送局「Radio London」の『Fab forty』のチャートに入り、コレクターたちから非常に需要のある作品となっている。

おそらく驚くべきことに、エマ・レデの2枚目のリリースとして計画されていた“Window cleaner”は、発売されずに終わってしまう。

ちなみにトゥルーリー・スミス(Truly Smith)がこれを“I want to go back there again”のB面曲として発売している。

その年の後半、ジャッキーは映画『Robbery!』のために甲高い“Born to lose”をレコーディングした。これは、その年の9月にシングルとして「Decca」から発売されたが、またしても失敗に終わる。彼女は、セッション歌手たちの2つのグループ「Tears of Joy」と「Jackie Lee Singers」のリーダーとして様々な活動をすることで、気落ちせずに前を向き続けた。

1968年 32歳のころ

1968年1月、ジャッキーという名で、チェコの子供向け番組のテーマ曲“White horses”をレコード会社「Philips」から発売した。

これは1968年初めに3か月間イギリスチャートに留まり、ピークで10位を記録。

続く“We’re off and running”は不適切に評価されてしまうが、ジャッキーはヒットシングルの裏でアルバムを発売した。彼女はまたロジェ・ヴァディム(Roger Vladim)の古典映画『Barbarella』のサウンドトラックのレコーディングも敢行。

しかし、彼女の作品が映画に使われることはなかった。くじけることなく、2度目のサウンドトラックの仕事を引き受ける。

今回は映画『Loving feeling』で、レコード会社「Page One」から発売されたシングル“Love is now”で、今でもファンの間で人気が高い。

1969年 33歳のころ

ジャッキーは、1969年、レコード会社「Pye」と契約を結び、“Love is a gamble”を発売。

1970年代 その後…

1970年代初め、“Everybody needs a little loving”を発売。

これは会社「Campbell」のスープのテレビコマーシャルの曲である。そして彼女は2度目の、そして最後となるヒットを、またしてもテレビの子供向け番組のテーマ曲で記録することとなる。

番組『Rupert the Bear』に使われた“Rupert”は、1971年にイギリスチャート17位を記録し、ジャッキーはドイツ語版“Rupert der Bär”もレコーディングした。

1973年に「Pye」から発売された“You make my head spin”を最後に、彼女はアメリカへと移り、その後最終的にカナダへと移った。しかし喉の問題から歌手を引退せざるを得なかったという。

出典:Ready Steady Girls

ジャッキー・リー/エマ・レデ(Jackie Lee/Emma Rede)について【アイルランド】の口コミ

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

ジャッキー・リー/エマ・レデ(Jackie Lee/Emma Rede)のディスコグラフィ

  1. I Was Wrong ‎(7″, Single)  1955
  2. Little Ship ‎(Shellac, 10″, Single)   1956
  3. Jackie Lee And The Raindrops – There’s No-One In The Whole Wide World  1962
  4. Party Lights  1962
  5. Jackie Lee & The Raindrops  – There Goes The Lucky One  1962
  6. Jackie Lee  / Frank Sinatra – There Goes The Lucky One / Hidden Persuasion ‎(Acetate, 7″)   1962
  7. Jackie And The Raindrops  – Down Our Street  1963
  8. The End Of The World (Ended When You Said Goodbye) 1963
  9. Jackie Lee –  Und Die Angels – Tschau, Tschau, Amigo ‎(7″, Single)  1963
  10. Jackie  And The Raindrops  – Come On Dream, Come On  1964
  11. I Cry Alone  1964
  12. Lonely Clown  1965
  13. I Know Know Know I’ll Never Love Love Love Anyone Else  1966
  14. The Town I Live In  1966
  15. It’s A Big Mistake ‎(Acetate, 7″)  1966
  16. Till You Come Back To Me ‎(Acetate, 7″)  1966
  17. Your Other Love ‎(Acetate, 7″)  1966
  18. You Too (Can Have Heartaches) ‎(Acetate, 7″) 1966
  19. Born To Lose   1967
  20. Emma Rede – Just Like A Man  1967
  21. Emma Rede – Ever Or Never At All ‎(Acetate, 7″) 1967
  22. Emma Rede – Window Cleaner ‎(Acetate, 7″) 1967
  23. White Horses  1968
  24. We’re Off And Running  1968
  25. Jacky / The Definitive Rock Chorale – White Horses / Variations On A Theme Called Hanky Panky ‎(7″, EP)  1968
  26. Love Is A Gamble  1969
  27. Love Is Now  1968
  28. Everybody Needs A Little Loving  1970
  29. Rupert  1970
  30. Peter Pan  1971
  31. Johnny Said Come Over  1971
  32. One More Mountain ‎(7″, Single, Promo)  1972
  33. Friends With You 1972
  34. Space Age Lullaby / Sleep ‎(7″)  1972
  35. You Make My Head Spin 1973
  36. Jackie* And Nicky – Break Out In The Morning  1974

関連記事とアーティスト

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

関連記事

レ・アミーケ(Le Amiche)について【スペイン】

レ・アミーケ(Le Amiche)について【イタリア】