カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)について【ドイツ】

カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)について【ドイツ】
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ドイツの女性歌手「カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)」が初めてヒットを出すのは、1970年代初期になってからだったが、1960年代後半の彼女とヒッピーや学生シーンとの関わりは、彼女が1968年世代の声としてしばしば認められているということを意味している。

1960~1970年代ドイツの女性歌手

カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)のバイオグラフィ

カーチャ・エプシュタインは、1945年3月9日、本名カーリン・ヴィトゥキェヴィチ(Karin Witkiewicz)として、当時はドイツのブレスラウ(Breslau)であった、現在のポーランドのヴロツワフ(Wroclaw)で生まれる。母親と共に赤軍から逃げ、ベルリン(Berlin)に落ち着いた。

カーリンからカーチャへと名前を変え、若い彼女は地元の音楽シーンでお馴染みの顔となった。地元のグループ「Insterburg and Co」やオーケストラ指揮者のジェームス・ラスト(James Last)のバックボーカルとしてパフォーマンスを行った。

1966年 20歳~21歳のころ

1966年、レコード会社「Ariola」と契約を結び、ファーストシングル“Irgendwann”を発売した。その年にはベルギーでのコンテスト『Knokke Cup』にも、イギリスのトゥルーリー・スミス(Truly Smith)やベルギーのアリアン(Ariane)らと共に出場した。

続いて、“Wo ist das Schiff”が発売された。B面はドノヴァン(Donovan)“ Colours”のカバー“Ob du das weißt”である。

しかしこの2枚のシングルがヒットせず、会社は彼女への興味を失い、カーチャは他のアーティストたちへバックボーカルを提供することに時間を費やすことになった。

ブルクヴァルデック(Burg Waldeck)でのコンテスト『German Woodstock-type festival』で、レコード会社「Liberty」のボスたちと会い、彼らはキャシーとの契約に興味を示した。

1969年 23歳~24歳のころ

彼女が住んでいた道(Ebsteinstraße)の名前から取った苗字を加えて、

「カーチャ・エプシュタイン」として、1969年に「Liberty」所属となった。

グレン・キャンベル(Glenn Campbell)“ Witchita lineman”のカバー“Der Draht in der Sonne”が、この会社からのデビューリリースとなった。B面は“Wie ein Kind”だ。

すぐに続いて次の45レコードで、素晴らしい“Und wenn der Regen fällt”が発売された。
ヒットはなかなかやって来なかったが、カーチャは知名度を上げようと一生懸命に仕事をした。

“Do you know how Christmas trees are grown”のカバーで、映画『James Bond』シリーズ『On her majesty’s secret service』のドイツ語版サウンドトラックの“Wovon träumt ein Weihnachtsbaum im Mai”を発売。

シンプルなタイトルのアルバム『Katja』も発売された。

このアルバムには、「ビートルズ(The Beatles)」のカバーでシタール(北インド発祥の弦楽器)が素晴らしい“A hard day’s night”、マリソン(Marion)のカバー“Er ist wieder da”、ペトゥラ・クラーク(Petula Clark)“ Don’t give up”のカバー“Gib nicht auf”、また“Ohne Geld und Namen”と“Mein Bilderbuch”などが収録されている。

このLPも、シングル“Warum ist die Welt so schön”も、期待していたようなヒットにはならなかった。面白いことに、B面の“Die letzten Sterne”はミュージカル『Hair』の“Good morning starshine”のカバーで、その後のカーチャの活動の方向性を示すものとなった。

1970年 24歳~25歳のころ

数か月のうちに、“Wunder gibt es immer wieder”で次の挑戦を行った。

これは1970年のコンテスト『Eurovision』のドイツのエントリー曲であったが、これまでの軽めの曲とは全く違った曲で、現在では一流の作品だと考えられている。

この曲は、アイルランドのダーナ(Dana)、イギリスのメリー・ホプキン(Mary Hopkin)に続き3位となったが、どちらよりもはるかに優れている。

これはおそらく、1970年代から出てきた1960年代のレコードの中で、最高の作品のひとつだろう。

カーチャ・エプシュタインはこれを英語で、ブリットガール歌手のシルヴァン(Sylvan)の歌詞で“No more tears for me”として、フランス語で“Un miracle peut arriver”として、スペイン語で“Siempre hay algun milagro”として、また日本語でもレコーディングを行った。

1970年の秋、“Und wenn ein neuer Tag erwacht”を発売し、ドイツでの成功を強固なものとした。

そしてその後数年間、たくさんのヒットを記録。その多くは、彼女の(最初の)夫であるクリスチャン・ブルーン(Christian Bruhn)作曲である。

1970年代、その後…

その中でもとりわけ大きなヒットとなったのは、1973年の“Der Stern von Mykonos”、1974年の“Es war einmal ein Jäger”、1980年の“Abschied ist ein bisschen wie sterben”である。

1980年の“Dann heirat’ doch dein Büro”もまた、キャンプカルト音楽の一流作品のようなものとなっている。

1971年と1980年の『Eurovision』で再びドイツ代表となり、1970年代、80年代の音楽界と演劇界に大きな名前を残した。

出典:Ready Steady Girls

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カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)のディスコグラフィ

カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)のシングル(EP)

カーチャ・エプシュタイン(Katja Ebstein)のシングル(EP)
  1.   Irgendwann / Liebe von dir, Küsse von dir (Träume sind ja erlaubt) ‎(7″, Single)   1965
  2. Wo ist das Schiff / Ob du das weißt (Colours) ‎(7″, Single)   1966
  3. Warum Ist Die Welt So Schön    1969
  4. … Und Wenn Der Regen Fällt ‎(7″, Single)  1969
  5. Der Draht In Der Sonne (Witchita Lineman) ‎(7″)   1969
  6. Und Wenn Ein Neuer Tag Erwacht  1970
  7. Wunder Gibt Es Immer Wieder / Ich Will Ihn  1970
  8. Un Miracle Peut Arriver ‎(7″, Single)  1970
  9. Katja Ebstein / The Frost  – Un Nuevo Dia Empezara (Und Wenn Ein Neuer Tag Erwacht) / Rock And Roll Music ‎(7″, Single, Promo)  1970
  10. Amigo / Este Mundo    1971
  11. Diese Welt 1971
  12. Ein Kleines Lied Vom Frieden ‎(7″, Single)   1971
  13. Shirley Bassey / Katja Ebstein – Love Story / Este Mundo ‎(7″, Single, Promo)   1971
  14. Wir Leben, Wir Lieben    1972
  15. Hinaus Auf’s Land ‎(7″, Single)   1972
  16. Addio Sapporo / Und Wenn Ein Neuer Tag Erwacht ‎(7″, Single, Red)  1972
  17. Ein Indiojunge Aus Peru   1973
  18. Der Stern Von Mykonos    1973
  19. Katja Ebstein, Gerry Monroe – The Star Of Mykonos / It’s A Sin To Tell A Lie ‎(7″, Single)   1973
  20. Der Stern Von Mykonos ‎(7″)  1973
  21. Es War Einmal Ein Jäger / Wilde Rosen Werden Blühen   1974
  22. La Estrella De Mykonos / Es Dificil (En Español)  1974
  23. Wölfe Und Schafe ‎(7″, Single)   1974
  24. Athena ‎(7″, Single) 1974
  25. Die Hälfte Seines Lebens  1975
  26. Michel Legrand / Katja Ebstein – Theme From The Thomas Crown Affair / Wovon Träumt Ein Weihnachtsbaum im Mai ‎(7″, Single)   1975
  27. Big Hit ‎(2×7″, Single, Gat)   1975
  28. Aus Liebe Weint Man Nicht ‎(7″)  1975
  29. Pourtant Chez Nous C’est Si Joli / Un Dernier Rivage ‎(7″, Single)   1975
  30. Der Stern Von Mykonos / Wunder Gibt Es Immer Wieder ‎(7″, Single)   1976
  31. In Petersburg Ist Pferdemarkt ‎(7″, Single)  1976
  32. Wein’ Nicht Um Mich, Argentinien  1977
  33. Du Und Ich ‎(7″, Single) 1977
  34. Weck Mich, Bevor Du Gehst ‎(7″, Single) 1977
  35. Es War Beinah So Wie Ein Lied ‎(7″, Single) 1978
  36. Es Müssen Keine Rosen Sein ‎(7″, Single)   1978
  37. Dieser Mann Ist Ein Mann ‎(7″, Single)  1978
  38. Abschied Ist Ein Bißchen Wie Sterben    1979
  39. Trink Mit Mir ‎(7″, Single)    1979

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