レ・ガムズ(Les Gam’s)について【フランス】

レ・ガムズ(Les Gam’s)について【フランス】
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フランスのガールズグループ「レ・ガムズ(Les Gam’s)」は、フランスのシュレルズ(Shirelles à la française)と宣伝された。

レパートリーはほぼ、アメリカのヒット曲のカバーで、彼女たちはいくらか成功を収め、リードシンガー、アニー・マルカン(Annie Markan)のソロ活動を生み出した。

レ・ガムズ(Les Gam’s)のバイオグラフィ

レ・ガムズ(Les Gam’s)は、もともと1959年から活動していた女性グループ『Les Djinns』が元となっている。

残念ながら、1960年の“Marie Marie”以外はヒットせず『Les Djinns』のメンバーだった、グラッツィエラ・ポータル(Graziella Portail)、アニー・マルカン(Annie Markan)、ミシェレ・レジェ(Michèle Léger)、スージー・ゴリーニ(Suzie Gorini)の4人は、1962年9月、自分たちのグループをそれぞれの名前の頭文字を取って、「レ・ガムズ(Les Gam’s)」と改名し、再出発した。

1962年

改名後のデビューシングルは“Cheveux fous et lèvres roses”で、レコード会社「Vogue」から発売された。

この曲は、その年にグループ「Les Compagnons de la Chanson」がヒットを出した曲であり、勇気のいるシングル選択だったが、セールスは失敗。

しかし、ライブの仕事が増え、ブリュッセル(Brussels)での彼女たちのパフォーマンスが、プロデューサーのリー・アリデイ(Lee Hallyday)の目に止まる。

リー・アリデイは彼女たちを、続くリリースのためにレコード会社「Mercury」と契約させ、グループの名前をおしゃれな英語風にするため、アポストロフィ「’」を加えた。

1963年

レ・ガムズは、クロード・フランソワ(Claude François)と、憧れの的、ダニー・ローガン(Dany Logan)が、グループ「エキサイターズ(Exciters)」のアメリカでのヒット曲“Tell him”をカバーした“Dis-lui”でヒットを出しているのを見て、自分たちもこの「エキサイターズ」から“He’s got the power”をカバーし “Il a le truc”としリリース。

このシングルは、1963年6月にフランスチャートトップ20に飛び込んだ。

このEPには、アメリカのガールズグループ「クッキーズ(The Cookies)」“Don’t say nothin’ bad about my baby”のカバー“Ne dis pas du mal de mon amour”と、グループ「ボブ・B・ソックス・アンド・ザ・ブルー・ジーンズ(Bob B Soxx and the Blue Jeans)」“Why do lovers break each other’s hearts”のカバー“Oui les filles”も収録されている。

そして、このEPをプロモーションするため、レ・ガムズは人気のテレビ番組『Salut les copains』のバナーの下、シルヴィ・ヴァルタン(Sylvie Vartan)らビッグスターたちと共にツアーに参加した。

1963年秋、レスリー・ゴーア(Lesley Gore)の“ Judy’s turn to cry”をフランス語でカバーした“C’est bien fait pour toi”を発売。

このEPには、グループ「ビーチボーイズ(Beach Boys)」“Shut down”のカバーである、素晴らしい“Attention! Accident”、グループ「レインドロップス(The Raindrops)」“The kind of boy you can’t forget”のカバー“Je ne pourrais jamais l’oublier”、そして、「エキサイターズ」“Get him”のカバー“Tiens-le”も収録されている。

1964年

このEPは前の作品よりは売れ行きが悪く、レ・ガムズは自分たちのレコーディング活動だけでは仕事が激減したので、クロード・フランソワへのバックコーラスの仕事も始めた。

これにより、男性ビートグループ「Les Lionceaux」としばしば共にパフォーマンスを競演する機会が増え、1964年3月に、ゆったりとした“La soirée est finie”を、その年の6月には“Oh! Wow wow wee”を発売した。

これはどちらもアメリカのリリースのカバーである。“Oh! Wow wow wee”には、彼女たちにとって唯一のフランス語オリジナル曲である、愉快な“L’été reviendra”が収録されていることに注目すべきである。

レ・ガムズは、フランスではなかなか成功がおさめられないので、ドイツ市場向けに、グループ「シュープリームス(The Supremes)」がアメリカで大ヒットさせた“Where did our love go”をカバー、“Wo ist unsere Liebe?”をレコーディング。

しかし、「シュープリームス」が、2枚リリースするドイツ語曲の1枚目のB面曲として発売した“Moonlight and kisses”のドイツ語バージョンで、ヒットを記録することができていなかったのにくわえ、強いフランス語のアクセントでドイツ語を歌う「レ・ガムズ」は、幾らか貧相な彼女たちのバージョンで、シュープリームスより成功するということは考えにくかった。

ちなみに興味深いことに、B面の“Du sagst (I love you)”は、ジョイス・ミラー(Joyce Miller)のバージョンでより有名な“L.O.D. (Love on delivery)”の改訂版であり、後にアニーがフランス語で再レコーディングしている。

レ・ガムズは、フランスへ戻り、1964年9月、バール・アイヴ(Burl Ive)の1962年のヒット曲でカントリーポップの “A little bitty tear”のカバー“Une petite larme m’a trahie”を発売。彼女たち名義の最後のリリースとなった。

このEPには、フランスの歌手エディ・ミッチェル(Eddy Mitchell)が歌い大ヒットとなった、サンディ・ショウ(Sandie Shaw)の“ (Always) something there to remind me”のカバー“Toujours un coin qui m’a rappelle”と、ソウルシンガー、ジャック・ハマー(Jack Hammer)作曲の“Impatiente (d’être seule pour pleurer)”も収録されている。

このリリースでは、アニー・マルカンがグループから際立ってダイアナ・ロス(Diana Ross)スタイルでプロモーションされ、「レ・ガムズ・ウィズ・アニー・マルカン(Les Gam’s with Annie Markan)」として発売された。

1965年~1966年

大きな成功とは言えないものの、アニー・マルカンをソロとして売り出す動きが加速。

彼女は1965年から66年にかけて4枚のEPを、すべて「Mercury」から発売。

>>アニー・マルカン(Annie Markan)について【フランス】

グラッツィエラ・ポータル(Graziella Portail)もまた、自身で作曲を手伝った“Seulement l’embrasser”を、ソロとして1966年にレコード会社「Decca」から発売。

いっぽう、スージー・ゴリーニ(Suzie Gorini)は、この頃までにはリー・アリデイと結婚していたが、デュエット「パスカル・アンド・スージー(Pascale and Suzie)」名義で“Les copains menier”を発売した。

出典:Ready Steady Girls

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レ・ガムズ(Les Gam’s)のディスコグラフィ

レ・ガムズ(Les Gam’s)のアルバム(LP)

レ・ガムズ(Les Gam’s)のアルバム(LP)

『C’Est Bien Fait Pour Toi 』10インチアルバム 1963

A1     C’Est Bien Fait Pour Toi (Judy’s Turn To Cry)

A2     Tiens-Le (Get Him)

A3     Il A Le Truc (He’s Got The Power)

A4     Rendez-Vous Jeudi (South Street)

B1     Attention! Accident (Shut Down)

B2     Je Ne Pourrai Jamais L’Oublier (The Kind Of Boy You Can’t Forget)

B3     Oui Les Filles (Why Do Lovers Break Each Other’s Hearts)

B4     Ne Dis Pas Du Mal De Mon Amour (Don’t Say Nothin’ Bad)

レ・ガムズ(Les Gam’s)のシングル(EP)

レ・ガムズ(Les Gam’s)のシングル(EP)
  1. Contact Avec Les Gams ‎(7″, EP)  1962
  2. Il A Le Truc 1963
  3. Il A Le Truc / Oui Les Filles 1963
  4. C’Est Bien Fait Pour Toi ‎(7″, Single) 1963
  5. Ne Dis Pas De Mal De Mon Amour ‎(7″, Single)  1963
  6. Attention! Accident / Tiens-Le ‎(7″, Single, Promo, Mon)   1963
  7. C’Est Bien Fait Pour Toi ‎(7″, EP, Mono)  1963
  8. Oh ! Wow Wow Wee 1964
  9. Les Gam’s avec Annie Markan – Une Petite Larme M’a Trahie  1964
  10. Oh ! Wow Wow Wee ‎(7″, EP)  1964
  11. La Soirée Est Finie / De Quoi Sont Faits Les Garçons ‎(7″, EP, Mono)  1964
  12. Les Gam’s avec Annie Markan – Une Petite Larme M’a Trahie ‎(7″, Single)  1964
  13. Wo Ist Unsere Liebe! / Du Sagst “I Love You” ‎(7″, Single, Mono)  1965
  14. La Soirée Est Finie / Toi L’ami ‎(7″, Single, Mono)  Unknown
  15. Cheveux Fous Et Lèvres Roses ‎(7″)  Unknown

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