クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)について【フランス】

クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)について【フランス】
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クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)はすべてを持っていた。

素敵な声、かわいい顔、そしてたくさんの素晴らしい歌。唯一彼女が手にできなかったのは、1960年代のフランストップ歌手たちの中での適切なポジションだ。

クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)の生い立ち

クリスティン・ルベイルは、パリ南部の郊外サン=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワ(Sainte-Geneviève-des-Bois)に生まれる。1947年か48年にこの場所があったかどうかについては議論がある。

幼い頃から歌いはじめ、後に地元の教会の合唱団に参加する。ティーンの頃、地元でグループ「Les Swingers」と共にダンスのパフォーマンスをして週末を過ごすようになる。

1964年

ラジオのタレント番組に出演した後、1964年にレコード会社「AZ」から契約のオファーを受ける。

魅力的で純真な“Johnny S.P. 69.603/11”が、その年の後半に発売されたファーストEPのリードトラックとなった。

これは、兵役を始めたばかりのフランスのロックスター、ジョニー・アリデイ(Johnny Hallyday)へ捧げる歌だ。4曲入りのこのEPにはまた、伝説的なプロデューサー、ジョー・ミーク(Joe Meek)作曲で、イギリスの歌手グレンダ・コリンズ(Glenda Collins)“ If you gotta pick a baby”の素晴らしいカバー“Pourquoi pas moi”も収録されている。

しかし彼女は、翌年に発売された2枚目のEPでさらに有名である。

リートドラックの“L’an prochain sur la plage”はシャルル・アズナヴール(Charles Aznavour)による共同作曲で、再びミーク作曲のグレンダ・コリンズ“Nice wasn’t it”の翻訳版“Deux jours avec toi”も収録されている。

しかし最も評価を得たのは、素晴らしい“Les livres d’école”であった。この曲で彼女は、もしカリキュラムに恋愛があったなら、もっと学校は面白いのに、と歌っており、これはシャンタル・ケリー(Chantal Kelly)の、同様に素晴らしい学校をテーマにした曲“Notre prof’ d’anglais”の引き合いに出された。

1965年

クリスティン・ルベイルは、知名度を上げるため、1965年のコンテスト『Rose d’or song festival』に、アリス・ドナ(Alice Dona)、エヴィ(Evy)、ティニー・ヨン(Tiny Yong)らと共に登場した。

おそらく驚くべきことに、彼女のエントリー曲“Tout changera”は、次のEP『Ils font pleurer les filles』には収録されなかったが、シルヴィ・ヴァルタン(Sylvie Vartan)やシャンタル・ゴヤ(Chantal Goya)らの最高の作品の立役者であるジャン=ジャック・ドゥブー(Jean-Jacques Debout)が、素晴らしい“La permission de minuit”を提供した。

この曲は、ボーイフレンドと遅くまで外出したことを両親に怒られた後、秘密のデートを計画するという内容だ。しかし、期待されたほど売り上げは伸びなかった。

1966年

1966年に発売されたEPのリードトラック“Des petits riens”は、しばしばセルジュ・ゲンスブール(Serge Gainsbourg)“ Ces petits riens”のカバー曲であると誤解を受けるが、実際はアメリカの歌手ケイ・スター(Kay Starr)の、粋なタイトルの“I know that you know that we know that they know”の改作版である。

このEPにはまた、ビリー・ジョー・ロイヤル(Billy Joe Royal)のアメリカトップ10ヒット“Down in the boondocks”のカバーである“Ce n’est pas la peine”も収録されている。

この頃から、彼女は芸術方面にも手を広げるようになる。

フランス・ギャル(France Gall)と共に1966のテレビ映画『Viva morandi』に出演し、彼女は「Purity(純潔)」を、ギャルは「Grace(恩寵)」を演じている。

ふたりはギャルの、議論を呼ぶヒット曲“Les sucettes”の一部をパフォーマンスしている。翌年、クリスティンは作曲を始め、ダリダ(Dalida)のために“À qui”を、ジュニア(Junior)のために“Juste quelques mots”を共同作曲してファンを驚かせた。

1967年

しかし、その後の彼女の作品、1967年の『Les roses de Turquie』と1968年の『La mistinguett』(ドゥブー作曲)には、どちらも自身作曲の歌は収録されていない。

1969年

クリスティン・ルベイルの、純真な―そしておそらくファンはベストだと言うであろう―時代は、1969年に“Le temps du boa”を発売する頃には終わっていた。

この曲はシルヴィ・ヴァルタンの、大きく成功を収めた(しかし正直に言えば面白味のない)、フラッパー風の“2’35” de bonheur”のスタイルである。しかしこのEPがよく売れた理由は主に、ドゥブー作曲の“Tu ressembles à Gavroche”と“L’Amérique à Paris”が収録されていたおかげであろう。どちらも彼の中でベストの曲ではなかったが…

1970年代、その後…

クリスティン・ルベイルは、2年間レコーディング活動を休み、1971年にニーナ・シモン(Nina Simone)オリジナル曲のカバー“Bel enfant noir”で少しの間活動を再開する。

その後少しだけリリースを続け、1972年に再びコンテスト『Rose d’or festival』へ参加し、今回は“Une rose en papier bleu”をパフォーマンスした。

そしてその後は時々だけ、レコーディングスタジオへ足を運んだ。

例えば1973年にはジェラール・ブラン(Gérard Blain)の映画『Le pelican』のサウンドトラックに“Qu’elle est jolie la vie”を提供したり、1977年にはジェフ・バーネル(Jeff Barnel)とチームを組みレコード会社「Philips」から“Les boeufs”を発売した。

そして1970年代後半、彼女は完全に音楽業界から引退した。

出典:Ready Steady Girls

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クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)について【フランス】のディスコグラフィ

クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)のシングル(EP)

クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)のシングル(EP)
  1. Johnny S.P. 69.603/11 1964
  2. La Permission De Minuit / Ils Font Pleurer Les Filles ‎(7″, Single) 1965
  3. Ils Font Pleurer Les Filles / Je N’aime Pas Tes Amis / La Permission De Minuit / Laisse-Moi ‎(7″, EP)  1965
  4. L’an Prochain Sur La Plage ‎(7″, EP) 1965
  5. Des Petits Riens / Toi, Chopin / Ce N’est Pas La Peine / La Rochelle ‎(7″, EP)   1965
  6. Les Livres D’école ‎(7″, Single)  1965
  7. Toi Chopin / Ce N’est Pas La Peine ‎(7″, Single) 1965
  8. Les Roses De Turquie 1968
  9. Le Temps Du Boa / Un Morceau De Ma Dentelle / Tu Ressembles À Gavroche / L’Amérique À Paris ‎(7″, EP) 1969
  10. Bel Enfant Noir   2 versions Disc’Az 1971 Une Rose En Papier Bleu 1972
  11. Gloire A Santa Maria / Les Papouilles ‎(7″, Single) 1972
  12. Jeff Barnel & Christine Lebail – Les Boeufs (J’ai Deux Grands Boeufs Dans Mon Étable) ‎(7″, Single) 1977

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