アリス・ドナ(Alice Dona)について【フランス】

アリス・ドナ(Alice Dona)について【フランス】
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フランスの歌手、「アリス・ドナ(Alice Dona)」による1960年代の一連のリリースは、彼女の作曲の才能を示している。

しかし悲しいことに、彼女がソロ歌手として、また他の歌手へ楽曲提供する作曲家としてチャート上で成功するのは、1970年代中期になってからだった。

アリス・ドナ(Alice Dona)の生い立ち

アリス・ドナは、1946年2月17日、本名アリス・ドナデル(Alice Donadel)として、パリの南東メゾン・アルフォール(Maisons-Alfort)にイタリア人の父とフランス人の母の下に生まれる。

ガソリンスタンドを経営する彼女の両親は、熱心なミュージシャンで、彼女が音楽への興味を示すと、それを推奨した。

アリス・ドナはピアノのレッスンを始め、さらに14歳の時にオーケストラで歌い始めた。両親は、15歳の時に彼女が、プライマリースクールで勉強をやめてしまった時も、そんなに驚かなかった。

1962年

彼女は「Petit conservatoire de la chanson de Mireille」という、フランソワーズ・アルディ(Françoise Hardy)も勉強していた音楽学校へ入学したが、1962年に学士号取得に失敗すると、自身の音楽に没頭する。

アリス・ドナ(Alice Dona)はその年の秋にパテ(Pathé)レーベルのオーディションを受け、レコード契約を結ぶ。

1963年

新しいアーティストの連続リリースというプロモーションの一環として、1963年4月にシングル(一般的な4曲収録のEPではなく)を発売した。“Mon train de banlieue”と“Demain j’ai dix-sept ans”が収録されており、両曲ともアリスの作曲である。

1か月のうちに、この2曲とさらにアリス作曲の2曲、キャッチ―な“Les garçons”とジャジーな“Surboum 63”を加え、EPが発売された。

このEPには2枚の違う写真が使われており、1枚は彼女の大好きなシェイラ(Sheila)風の髪型でスポーツをしているものだ。

ヴォーカルとしては、当時初めてのヒットを出していたミシェル・トア(Michèle Torr)に似ていた。このEPにより彼女は関心を集め、いくつかのテレビ番組に出演した。

そのすぐ後、アリス・ドナの2枚目のEPが発売された。

リードトラックは“C’est pas prudent”で、ロルフ・ハリス(Rolf Harris)の“Tie me kanagroo down, sport”のカバーである“Chante-moi ta chanson, Jack”も含む(彼女の数少ないカバー曲のひとつであり、この曲の選択には疑問が残る)。

1963年10月、彼女はジーン・ヴィンセント(Gene Vincent)の支援を受ける多くのアーティストのひとりとしてツアーを行い、12月に3枚目のEPを発売。ジャズ混じりの“Le noël des copains”と、より優れた“Réveille-toi”、他2曲を収録。

1964年

わずか2か月後の1964年2月、アリス・ドナは別のEPを発売した。またしても、これは彼女の様々なスタイルで作曲することができる才能を示すこととなる。

リードトラックの“Je n’sais pas”はアメリカンポップのようなサウンドで、一方“Ma photo”はより大人っぽく、“Une voiture rouge (snap)”はペギー・リー(Peggy Lee)を思わせる。しかし、いくつかテレビに出演しただけでは、彼女がチャート上位へ上ることには結びつかなかった。

“Pardon Chopin”が収録された次のEPは、1964年6月の発売以来、売れ行きはよくなかった。

その年の11月、パリの有名なオランピア(Olympia)劇場にて、ザ・ビーチ・ボーイズ(the Beach Boys)とディック・リバー(Dick Rivers)の脇役を務め、“Un seul mot de toi”をリードトラックとして収録した彼女の最新EPをプロモーションした。

1965年

知名度を上げるため、アリス・ドナは1965年にローズドール(Rose d’or)ソング・フェスティバルへ参加し、クリスティン・ルベイル(Christine Lebail)やティニー・ヨン(Tiny Yong)らと共にパフォーマンスを行った。

彼女の歌った“Un chagrin à oublier”は次のEPのリードトラックとして発売。このEPには、ロンドン方面からやってきたバッキングトラックが収録されており、議論の余地はあるものの、彼女のそれまでのベストトラックであると称された。

“A trop répéter”もまたこのEPに収録されており、この曲は女性ポップスファンの間で人気となった。

“Tous les chemins mènent vers toi”を収録した、同じくらい出来の良いもう1枚のEPが、その年の秋に発売された。

1966年

1966年1月、彼女は「セリバテールズ(the Célibataires 直訳:独身者たち)」というグループでテレビ出演した。ちなみにこのグループのリードボーカルはベルナルド・リッチー(Bernard Ricci)で、彼女は結婚していた。

その春、アリスは9番目となるEPを、2種類のバージョンで発売した。両方のバージョンに“Les trois couleurs de l’amour”、元気のいい“Il suffit d’un rien pour être heureux”、そして優しい“Et déjà”が収録されているが、一方には“Tu viendras comme un voleur”が、もう一方には“Avec toi”が収録されている。

これは彼女がアンティーブ(Antibes)でのローズ・ド・フランス(the Rose de France)コンテストでパフォーマンスした曲である。

この時アリスは、決勝でジャックリン・ドゥラック(Jacqueline Dulac)の“Ceux de Varsovie”に敗れている。

その年の終わり、1967年にデシベル(Décibel)レーベルへ移る前に、さらにもう1枚のEPをパテから発売した。歌詞を気にしなければ非常に口ずさみやすい曲“Merci Monsieur Disney”が収録されている。

子供を持つために歌手としての活動を減らす前に、新しいレーベルから“Le pire des hommes”収録のEPを発売した。

しかし、シルビー・バータン(Sylvie Vartan)やシェイラ、クロード・フランソワ(Claude François)といったアーティストたちのための作曲活動は続け、特に1970年代のセルジュ・ラマ(Serge Lama)の目覚ましい活躍を楽しんだ。

1970年代、その後

アリスは1970年代中期にスタジオへ戻り、“La nana 77”でヒットを記録、そして1976年から86年にかけて、何枚かのアルバムをリリースした。

彼女はまた、自身でパフォーミングアートの学校をオープンした。

出典:Ready Steady Girls

アリス・ドナ(Alice Dona)について【フランス】の口コミ

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アリス・ドナ(Alice Dona)について【フランス】のディスコグラフィ

1964年
①Demain J'ai 17 Ans ‎(LP)

①Demain J’ai 17 Ans ‎(LP) 

1970年

②Vivre Sous La Mer ‎(LP)
②Vivre Sous La Mer ‎(LP) 

1976年

③Alice Dona
③Alice Dona 

1977年

④La Nana 77
④La Nana 77 

1978年

⑤Du Ventre Plat, Au Ventre Rond
⑤Du Ventre Plat, Au Ventre Rond

1979年

⑥De La Tendresse...
⑥De La Tendresse… 

1981年

⑦"Vivre" ‎(LP, Album)
⑦”Vivre” ‎(LP, Album) 

1984年

⑧Simplement ‎(LP, Album)
⑧Simplement ‎(LP, Album)

1986年

⑨Etre Une Femme A' 40 Ans ‎(LP)
⑨Etre Une Femme A’ 40 Ans ‎(LP) 

2004年

⑩Quarante Ans Déjà! ‎(2xCD, Album, Liv)
⑩Quarante Ans Déjà! ‎(2xCD, Album, Liv) 

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