アニー・マルカン(Annie Markan)について【フランス】

アニー・マルカン(Annie Markan)について【フランス】
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アニー・マルカン(Annie Markan)は、フランスのガールズグループ「Les Gam’s」のリードシンガーで、その後メンバーに先んじて、ダイアナ・ロス(Diana Ross)スタイルでソロとして売り出された。

初期のソロ活動により、イエイエファンの間での継続的な人気を手に入れた。

彼女は元々グループ「Les Djinns」のメンバーであり、彼女らは1959年から64年にかけて数枚のシングルをリリースしたが、たった1曲、1960年の“Marie Marie”が小さなヒットとなっただけであった。

1962年9月、彼女は他のメンバー、グラッツィエラ(Graziella)、ミシェル(Michèle)、スージー(Suzie)と共に「Les Gam’s」を結成。

このグループの名前はメンバーそれぞれの頭文字を取ったもので、そこに英語っぽく気まぐれでアポストロフィーが追加された。

彼女らはレコード会社「Vogue」から1枚のディスクを発売し、その後続くリリースのためレコード会社「Mercury」へ移籍した。彼女らの作品のほとんどはアメリカの曲のカバーで、幾らか成功を見せていた。

このグループにとって前兆となったのは、バール・アイヴス(Burl Ives)“ A little bitty tear”のカバーである“Une petite larme m’a trahie”を1964年9月に発売したことであった。

この曲でアニーはグループの中でトップの地位となり、グループ名も「Les Gam’s with Annie Markan」と呼ばれるようになった。「Mercury」は明らかに彼女のソロ活動を意識していた。

そしてその通りになった。アニー・マルカンは最初のソロEPを1965年に発売。

リードトラックはブリットガール、レスリー・ダンカン(Lesley Duncan)作曲の少しだけ知られた曲“When my baby cries”のカバーである“Quand mon ami pleure”である。フランス語の歌詞が彼女のために特別にヒューバート・ウェイフェ(Hubert Wayaffe)により書かれた。

彼はヨーロッパナンバーワンのテレビ番組『Dans le vent』の司会者であった。

彼女のソロ活動は、過去の「Les Gam’s」としての活動とは意識して距離を置かれる。

レコードでは過去の活動について言及されず、またリードトラックはグループ時代の作品とはかけ離れたものだった。フランスのリズムアンドブルース界の期待の星として、彼女はこの優しい曲を売り出した。

ダンス調では全くないが、もし鋭い人なら、アメリカのグループ「シュレルズ(Shirelles)」調の曲を「Les Gam’s」と結びつけることができるかもしれない。

悲しいことに、このディスクはすぐにスーパー「Monoprix」のバーゲンカゴの中に追いやられることになり、彼女は続く曲では馴染みのスタイルに戻ることになる。

「Les Gam’s」はアメリカのグループ「エキサイターズ(the Exciters)」“He’s got the power”のカバー“Il a le truc”で最大のヒットを記録しており、そのためアニーにもアメリカのグループのバックカタログが与えらえた。

結果発売されたEPが『Fais comme tu voudras』で、イギリスの歌手ルル(Lulu)“ Satisfied”のカバー“Cette fois”と、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)“ Can’t you just see me”のカバー“Est-ce que tu me vois, dis?”が収録されている点が興味深い。

おそらく一番の驚きは、ジョイス・ミラー(Joyce Miller)の“L.O.D. (Love on delivery)”としてよく知られる“Tu es romantique”が収録されていることだろう。

この曲は「Les Gam’s」がすでにドイツ市場に向けて“Du sagst (I love you)”として発売していたものだったのだ。

しかしこれが、彼女の中で最高傑作と言われるようになる最後のリリースとなる。

アメリカの歌手レン・バリー(Len Barry)の“1-2-3”がフランスでヒットすると、「Mercury」は彼女に“Un, deux, trois”としてこの曲を与え発売。

このEPは、アメリカのグループ「マーサ・アンド・ザ・バンデラス(Martha and the Vandellas)」“ Nowhere to run”のカバーである“Mon obsession me poursuit”が収録されているために、現在収集する価値があると言える。

ちなみにこの曲は、ボーイズビートコンビ「Les Lionceaux」も発売しており、アニーは彼らと「Les Gam’s」時代によく共演していた。

1966年に彼女の最後のEPが発売された。

チャーリー・リッチ(Charlie Rich)“ Mohair Sam”のカバー“Fière allure et cheveux longs”がフィーチャーされており、ミドルテンポのダンスナンバーであるオリジナルの曲“Raconte-moi”も収録されている。このレコードが成功せず、彼女はレコード会社から静かに姿を消した。

その後、広報として仕事を続けたとみられている。

出典:Ready Steady Girls

アニー・マルカン(Annie Markan)について【フランス】の口コミ

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アニー・マルカン(Annie Markan)について【フランス】のディスコグラフィ

1964年

①Les Gam's avec Annie Markan - Une Petite Larme M'a Trahie
①Les Gam’s avec Annie Markan – Une Petite Larme M’a Trahie
②Les Gam’s avec Annie Markan – Une Petite Larme M’a Trahie ‎(7″, Single)

1965年

③1.2.3. / Murmurant Ton Nom ‎(7", Single)
③1.2.3. / Murmurant Ton Nom ‎(7″, Single)

④Fais Comme Tu Voudras ‎(7", EP)
④Fais Comme Tu Voudras ‎(7″, EP)

⑤1.2.3. / Ce N'Est Que De L'Eau / Murmurant Ton Nom / Mon Obsession Me Poursuit ‎(7", EP)
⑤1.2.3. / Ce N’Est Que De L’Eau / Murmurant Ton Nom / Mon Obsession Me Poursuit ‎(7″, EP)

⑥Quand Mon Ami Pleure ‎(7", EP)
⑥Quand Mon Ami Pleure ‎(7″, EP)

1966年

⑦Fière Allure Et Cheveux Longs / Raconte-Moi / Une Autre Avait Sa Bague / Qu'est-ce Qui M'prend ‎(7", EP)
⑦Fière Allure Et Cheveux Longs / Raconte-Moi / Une Autre Avait Sa Bague / Qu’est-ce Qui M’prend ‎(7″, EP)

 

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