Marie Rottrová – 私の恋の時間(Čas pro mou lásku)

Marie Rottrová - Čas Pro Mou Lásku
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マリエ・ロトロヴァー(Marie Rottrová )の編集盤シリーズ、第4弾は、今までの中で一番悪い結果となった。

今回のコンピレーションには、国内の作曲家が作った曲だけが入れられている。しかし、ヒット曲と、そうではない曲のバランスに苦労している感はある。そうでない曲というのは、大半はメロディーも歌詞もかなり良いのだが、長年の間にすたれてしまったという曲か、若しくは、全くリスナーに意識されずに終わってしまった曲のことだ。

そして、これらの曲が、このアルバムで目立ってしまっている。商業的観点から見ても、ソニーミュージックボントン社(Sony Music Bonton )は、きっと良い稼ぎはでき無かっただろう。

編集者のフランチシェク・リフタジーク(František Rychtařík)は、絶対に、このコンピレーションの選曲に頭を使わなかったんじゃないだろうか?

今まで出さなかった“残り物”を、アルバム『親密(Důvěrnosti)』 (1990)から8曲、『私たちの間柄(Mezi námi)』(1986)から3曲、LP『私とあなた(Já a ty)』(1983)から2曲、を集めた。

それに、編集盤『マリエたち(Marie a spol)』(1987)から2つのデュエット曲を、そして、とても成功したアルバム『一番の男(Muž č.1)』(1981)からは、ソウルミュージックの“私はただあなたの影の中(Já jsem jen pouhým stínem tvým)”を選んだ。

71分20秒まで時間が残ったので、リフタジーク(Rychtařík)のシングル曲“鐘(Zvony)”、 B.オンドラーチェク(B. Ondráček)とZ.ボロヴェツ(Z. Borovec)がブラチスラヴァの竪琴(Bratislavskou lyru)1987のために作った典型的な祝いの歌“2本のユリの隣での結婚式(Svatba U dvou lilií)”を入れて埋めた。

P.ジャーク(P. Žák )が手掛けた“この音色がもっと飛ぶように(Ať ty tóny letí dál)”は、マリエ・ロトロヴァーが1981年にTOČR(taneční orchestr československého rozhlasu(チェコスロヴァキア放送ダンスオーケストラ)と共に録音したものだが、それまでCD化されたことがない曲だった。

この19曲入りアルバムは、大ヒット曲“雨(Déšť)”や“青い朝への歌(Píseň do modrých rán)”、“女子会(Dámskej mejdan)”など、当時ラジオで広く知られていた曲が入っている。

ボレク・ポリーフカ(Bolek Polívka)とのデュエット“ ピエロとの会話(Dialog s klaunem)”は、どちらかというと、テレビ番組の『サーカス会場(Manéže)』や『塔の下の劇場(Divadélka pod věží)』で知られている。

続いての曲、“風が吹き込んだ(Ten vítr vál)”、“手の中のひと時(Chvíle v dlaních)”、“前に進もう(Popojedem dál)”それに、“どうして私についてくるの(Proč za mnou stále jdeš)”は、一般的なリスナーに対してと言うより、彼女の熱烈なファンへの曲だ。

それゆえ、“超新星(Hvězda Supernova)”、“ただ寝ているだけの女の子(Dívka, která spí jen tak)”、“時間H(Hodina H)”、“めまいの通り(Ulice Na závrati)”、“あなたはあそこで、私はここ(Ty jsi tam a já jsem tu)”、K.ゴット( K. Gott)とのデュエット“一度に(Najednou)”、P.ニェメツ(P. Němec)とのデュエット“朝の別れ(Ranní loučení)”、それとも、K.チェルノフ( K. Černoch)とのデュエット“いくつかの言葉、いくつかの歩み、いくつかのゲスト(Pár slov, pár kroků, pár gest)”そして“高い山々(Vysoko v horách)”というヒット曲は、なぜ収録されなかったのか?という疑問が湧いてくる。

勿論、SMBがまだ何かプランを持っていれば、次のアルバムもリリースされる。でも、どうしてこんなにアンバランスな編集盤が作り出されなければいけないのだろうか。原因は、間違って混乱した企画と、SMBの編集方針にある。

もし、その時代の彼女のシングルをまとめてアルバムにし、順序良く出版したならば、間違いなく、より完成度が高く、コレクターにとって価値のあるコレクションになっていたはずだ。

出典:marierottrova.cz

【曲目】

  1. “わたしの恋の時間(Čas pro mou lásku)”
  2. “雨(Déšt)”
  3. “輝く(Zářím)”
  4. “風が吹き込んだ(Ten vítr vál)”
  5. “最悪な時(Kdy je mi nejhůře)”
  6. “白い孔雀(Bílí páv)”
  7. “手の中のひと時(Chvíle v dlaních)”
  8. “前に進もう(Popojedeme dál)”
  9. “駅のパラダイス(Nádražní ráj)”
  10. “どうして私についてくるの(Proc za mnou stále jdeš)”
  11. “青い朝への歌(Píseň do modrých rán)”
  12. “鐘(Zvony)”
  13. “ピエロとの対話(Dialog s klaunem)”
  14. “女子会(Dámskej mejdan)”
  15. “この音色がもっと飛ぶように(At´ ty tóny letí dál)”
  16. “私はただあなたの影の中(Já jsem jen pouhým stínem tvým)”
  17. “愛の力(Síla lásky)”
  18. “あなたのアドレス帳(Tvůj adresář)”
  19. “2本のユリの隣での結婚式(Svatba U dvou lilií)”

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