1968 Vivian Reed – Vivian Reed

1970 Vivian Reed - Vivian Reed
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うっとりするほど美しく味のある低音の声を持つボーカリスト、ヴィヴィアン・リード(Vivian Reed)、別名ミス・バブリングブラウンシュガー(Ms. Bubblin’ Brown Sugar)としても知られる彼女は、レコード業界ではそこまでの威力はなかったものの、ブロードウェイの女優としては派手に弾けていた。

ルシル(Lucille)と故クライド・リード(Clyde Reed)の娘である天才的なニューヨークっ子は、ブロードウェイの『Bubbling Brown Sugar』にクウィーニー(Queenie)役として出演した他、トロントやパリ、その他の都市で数多くの公演を果たした。

彼女の演技力に対する洞察力は活気ある女優力を磨き上げ、トニー賞のノミネートやドラマ・デスク・アワード(Drama Desk Award)のミュージカル女優賞を、そしてアウターサークル批評家賞(Outer Circle Critics Award)、NAACP賞(NAACP Award)など多くの賞を得て、1990年代初めには『The High Rollers Social』と『Pleasure Club』のステージでミュージカル主演女優賞のベスト・パフォーマンス賞も獲得した。

1960年代からレコーディングキャリアを始めたヴィヴィアンであるが、1968年にエピック・レコード(Epic Records)からリリースされた、彼女の最高の上演作品であり一番のシングルチャートとなった①”Yours Until Tomorrow”のレコーディングももちろん楽しんだようだ。

その後、シンプルに自身の名前『Vivian Reed』と名付けられたデビューアルバムを1968年にリリース。

テッド・クーパー(Ted Cooper)、ジミー・ウィズナー(Jimmy Wisner)、トミー・ベル(Tommy Bell)、ボビー・マーティン(Bobby Martin)らプロデューサー陣が編曲と総指揮を担当したこの豪華アルバムの曲は、B⑤”Somewhere”、B③”The Shape of Things to Come”、B④”I’ve Gotta Be Me”など、ほとんどが劇中歌で構成されてはいるものの、ソウルテイストはしっかりと練り込まれた仕上がりになっている。

また、バーバラ・アクリン(Barbara Acklin)とユージン・レコード(Eugene Record)の曲であるB①”Walk on My Side”の素晴らしいカバーバージョンも含まれている。

その他のシングル、A⑤”(You’re My) Soul and Inspiration”と、カップリング曲の”You’ve Lost That Lovin’ Feeling (Medley)”はちょっとした評判を呼び、ビルボードのシングルチャートでは115位までに昇りつめた。

次のアルバムは『Brown Sugar』のサウンドトラック盤で、H&Lレコード(H&L Records)から1976年にリリースされた。

その後、ユナイテッド・アーティスト・レコード(United Artists Records)から1979年に『Another Side』、そして翌年1980年に『Ready and Waiting』が発売。

売れ行きはすべて乏しく、シングルのリリースもこれといった唸り声を上げることはなかった。エピック・レコードからのデビュー曲とユナイテッド・アーティスト・レコードのアルバム以外は、ジェフ・レーン(Jeff Lane)によってプロデュースされ、どちらかというとMOR的な音楽が多く、少しは現代的なオーディエンス収得のチャンスとなったようだ。

シンガーキャリアが停滞する中それでもヴィヴィアンは歌い続け、1996年にはフレダ・パイン(Freda Payne)やバニー・シグラー(Bunny Sigler)らと一緒に『Rhythm & Blues Revue』にも参加した。世界中のトップクラブで上演し、熱心で積極的な教会信仰者でもある彼女は、現在、自身の中に眠っているゴスペル分野でのシンガーキャリアを目覚めさせようとしている。

ヴィヴィアン・リードのアルバム未収録曲は、

70年代初めにアトコ・レコード(Atco Records)で録音された”Save Your Love for Me”、カバー曲となるアル・グリーン(Al Green)の”Tired of Being Alone”、オリジナル・ブロードウェイ・キャストレコーディングでコラボレーションした1976年の『Bubbling Brown Sugar』から”Sweet Georgia Brown”と”God Bless the Child”の2曲、そして彼女のアルバム『Faith and Fire』から”The Biggest Mistake”、1983年のフランス映画『L’Africain』のオリジナル・サウンドトラックから”Face to Face”がある。

出典:CLASSIC AND RARE SOUL SISTERS 50S – 70S

【曲目】

A1 . Yours Until Tomorrow
A2 . I Wanna Be Free
A3.  Look The Other Way
A4.  Down Here On The Ground
A5.  You’ve Lost That Lovin’ Feeling / (You’re My) Soul And Inspiration
A6.  Harper Valley P.T.A.
B1 . Walk On My Side
B2 . Let’s Fall In Love All Over
B3.  The Shape Of Things To Come
B4 . I’ve Gotta Be Me
B5.  Somewhere

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