2018 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)- Egypt Station

2018 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)- Egypt Station

評価投稿数: 0
0

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の『エジプトステーション(Egypt Station)』は、5年ぶり24枚目のオリジナル・アルバム(ウィングスを含む)である。

 

レコーディングクレジット

  • Greg Kurstin – production, engineering, arrangements, keyboards (2, 4, 8, 11, 14), electric guitar (2, 3), mellotron (2), percussion (3, 12), backing vocal (8), marimba (10), sound effects (11), vibraphone (16)
  • Rob Millet – cimbalom (2, 4, 10)
  • Paul “Wix” Wickens – keyboards (3, 5, 13, 14)
  • Abe Laboriel Jr. – drums (3, 5, 11, 13, 14), percussion (4, 12, 16), tack piano (4), backing vocals (5, 11, 12, 13, 14, 16)
  • Rusty Anderson – electric guitar (3, 5, 12, 13, 14, 16), backing vocals (5, 12, 13, 14, 16), acoustic guitar (14)
  • Brian Ray – electric guitar (3, 5, 13, 14, 16), bass guitar (3), backing vocals (5, 13, 14, 16), acoustic guitar (14)
  • Tim Loo – cello (3, 16)
  • Greg Phillinganes – piano (3)
  • Pedro Eustache – flute (4, 9, 11), duduk (11)
  • Ryan Tedder – backing vocals (6), programming (6), co-production (6)
  • Zach Skelton – programming (6), co-production (6)
  • Inara George, Alex Pasco, Matt Tuggle, Collin Kadlec – backing vocals (8)
  • Vanessa Freebairn-Smith – cello (8, 9)
  • Jodi Burnett – cello (9)
  • Caroline Le’gene, Roy Bennett – backing vocals (13)
  • Julian Burg – backing vocal (8), engineering
  • Session musicians – orchestration and choir (1-4, 6, 11, 12, 14-16)
  • Mark “Spike” Stent – mixing
  • Steve Orchard, Mauricio Cersosimo, Al Schmitt, Billy Bush, Rich Rich, Alex Pasco – engineering

引用元:ライナーノーツ

エジプト・ステーションは、ポールにとって、 過去-現在-未来を結ぶ スタジオ・アルバムだ。

2013年の『NEW』以来の この5年間もポールの活動は多忙を極め た。2015年の第57回グラミー賞授章式でカ ニエ・ウェスト、リアーナとパフォーマンスした 「フォー・ファイヴ・セカンズ」をはじめとする 連のカニエとのコラボ。

2014年にオンライ ンゲーム”Destiny』のテーマや、アニメーショ ン映画『Ethel & Ernest (エセルとアーネス ト) 』(2016年)のサウンドトラックにはクラシッ ク作品「In The Blink Of An Eye」を提供。

2013年から2015年まで続いたワールド・ツア 『アウト・ゼア・ツアー』、2016年から2017 年にかけては『ワン・オン・ワン』ツアー(いず れも日本公演含む)、そして2018年は『フレッ シェン・アップ・ツアー』が発表された。

ポールの音楽活動は新曲の発表だけに留ま らない。過去からの密度の濃いアーカイヴも存 在するのだ。これらを見直す一連のプロジェク ト『ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレ クション』では、2014年にウイングス時代の2 作品『ヴィーナス・アンド・マース』、『スピード・ オブ・サウンド』、2015年には1980年代の2 作品『タッグ・オブ・ウォー』、『パイプス・オブ・ ピース』、2017年にはエルヴィス・コステロと の共演を含む『フラワーズ・イン・ザ・ダート』 を発表している。

2001年以来のベスト盤『ピュ ア・マッカートニー~オール・タイム・ベスト』 も発表(2016年)。

そしてビートルズ作品では 『ザ・ビートルズ1』リミックス、『サージェント・ ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 50周年記念盤などがそれにあたるが、なかで もこの機会に『サージェント・ペパーズ~』を聴 き直したのが、今回の新作に少なからず影響を 与えているのだとポール自身が明かしている。

これらも主だった活動の一部にすぎず 2017年にはリンゴ・スターのアルバム『ギヴ・ モア・ラヴ』に参加したり、映画『パイレーツ・ オブ・カリビアン/最後の海賊』にジャック・ス パロウのおじさん役で出演したりと本当に忙し い。

この間に妻ナンシーとのデートや子どもたち 孫たちと過ごし、新作のレコーディングもしてい るのだからもはやスーパーマンと言うしかない。

こうした多忙な活動の合間を縫ってレコーディ ングは進められたが、これら活動の全てが新作 の糧となり、ポールを推し進める原動力となって、 今回のアルバムにポジティヴなエネルギーとし て反映されているのである。

ポールの音楽世界への旅 アルバム・タイトル『エジプト・ステーション』 は、アルバム・ジャケットにもなったポールの絵 画のタイトルでもある。

この絵は1999年のポ ルの個展『ポール・マッカートニー・ペインティ ングス』で発表されたもの。ポールはこのタイト ルの響きが好きで、それが今回の採用に繋がっ たのだとか。

アルバム本編のオープニングとエ ンディングに「駅(Station)」が付くタイトルの 楽曲が配置されていることからも、このアルバム がコンセプト・アルバムであり、ポールによると 「音楽の旅へリスナーを誘う」ものであるという。

このアルバムのメイン・プロデューサーとして 起用されたグレッグ・カースティンは、グラミ を総ナメにしたアデルのアルバム『25』を手が けたことで知られているが、彼はソングライタ でもあり、マルチ・プレイヤーでもあり、自分で どんどん具体的に楽曲の方向性を定めていける 高いプロデュース能力と、そのロック的アプロ ーチで、ベックやフー・ファイターズら、ロック界 でも引く手あまたな存在だ。

ポールは2017年3月23日、BBCラジオの インタヴューで、ニュー・アルバムをカースティ ンと共に制作中であることを明かし、「“あぁ ポール・マッカートニーがまた時代の流行を追っ かけていると思われるのではないか心配だ」と コメントしている。

しかし、カースティンはピ トルズ・ファンで、フェイヴァリット・アルバムは 『リボルバー』。ポールは共通言語として、新曲 の方向性にビートルズの曲を例に出して説明す ることも多かったという。

いずれにしても二人 の相性が良かったことはアルバムを聴けば分か るだろう。

2018 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)- Egypt Station

ポールにとって音楽とは?

一つの解釈にすぎないが、この音楽への旅に よってポールは自分にとって音楽とは?

という 原点のそのまた原点に還ったような印象を受け る。

これまでザ・ビートルズの音楽制作の手法 にゲット・バックすることはあったが、具体的に 自分が好きな”音楽とは何だったのかを真正 面から作品に反映させたのは今回が初めてでは ないだろうか。

自身が影響を受けたロックンロ-ルをはじめ ザ・ビートルズ・サウンド、そして70年代から のソロ活動で行ってきたことを包括してさらに 進化させたような、集大成的な一面も持ってい るアルバムなのではないか。

そして歌詞はあま り取り上げることのない、暗いイメージの物語 も自然に 語る。そして数々の告白めいたメッセ ジからは、人生は前に進んでいくもの。

何かあろうと歩んでいこうという力強さが感じられる。 今ポールが何を考え、感じ、みんなに伝えた いか–これまで幾度となく「音楽は音楽だか ら」、「響き重視で歌詞にそれほど意味はない」 「聴き手が自由に解釈してほしい」などと発言 してきたポールが、リスナーに1対1で「僕はこ う思うんだよ」と語りかけるような内容になって いる(気がする)。

本当のことは分からないが ポールはここで「僕は音楽のことはまだまだ分 からないよ(‘I Don’t Know’)」とでもいうよう な音楽への挑戦を続ける宣言を新たに発したかのようなポジティヴさに満ち溢れている。 ポールの音楽の過去、現在、未来をつなぐア ルバム、それが『エジプト・ステーション』なの かもしれない。

引用元:ライナーノーツ

2018 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)- Egypt Station の曲目

曲目

1. “Opening Station” 0:42
2. “I Don’t Know” 4:27
3. “Come On to Me” 4:11
4. “Happy with You” 3:34
5. “Who Cares” 3:13
6. “Fuh You” 3:23
7. “Confidante” 3:04
8. “People Want Peace” 2:59
9. “Hand in Hand” 2:35
10. “Dominoes” 5:02
11. “Back in Brazil” 3:21
12. “Do It Now” 3:17
13. “Caesar Rock” 3:29
14. “Despite Repeated Warnings” 6:58
15. “Station II” 0:46
16. “Hunt You Down/Naked/C-Link” 6:22
Bonus tracks
No. Title Length
17. “Get Started” 3:41
18. “Nothing for Free”

2018 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)- Egypt Station の口コミ

感想を追加する


Submit your review
*必須項目です

同類ジャンルの記事

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。