1971 スペクトラム(Spectrum)- Part One

1971 スペクトラム(Spectrum)- Part One

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「スペクトラム(Spectrum)」は、1969年~1973年まで活動していたオーストラリアのプログレッシヴ・ロックバンドである。

メンバー

  • Michael (Mike) Rudd – ギター、ボーカル
  • Lee Neale – オルガン、ピアノ、ボーカル
  • Mark Kennedy – ドラム、パーカッション
  • Bill Putt – ベース

スペクトラム(Spectrum)について

「スペクトラム(Spectrum)」のキャリアは短いが輝かしいものだった。

彼らはオーストラリアのプログレッシヴ・ロックの先駆者であり、革新的で想像的な音楽の遺産を残した。その音楽のうち、現在CDで手に入れられるものはあまりに少ない。

「スペクトラム」の中心人物はマイク・ラッド(Mike Rudd)=シンガー/ソング・ライター/ギタリスト である。

彼はニュージーランドから離れてオーストラリアの音楽シーンに多大な貢献をした、多くの素晴らしいパフォーマーのうちの1人。

1966年

マイクはニュージーランドのグループ、チャンツ・R&B(Chants R&B)のリズム・ギタリストとして、1966年にオーストラリアにやってきた。

チャンツはオーストラリアに来てから少しの間しか続かなかったが、マイクはメルボルン(Melbourne)に留まった。

そこで彼はすぐにロス・ウィルソン(Ross Wilson)=若いシンガーソングライター と、ロス・ハナフォード(Ross Hannaford)=ギタリスト とチームを組む。

彼らの最初のバンドのピンク・フィンクス(The Pink Finks=こちらもちょうど分裂したところだった)もチャンツと同じように働き、メルボルンのローカル・チャートで何曲かがランクインした。

1967年~1969年

マイクは彼らの次のバンドでベース奏者として招かれた。短命であるが伝説のバンド、パーティー・マシーン(Party Machine)(1967-1969年)である。

これに、より実験的なグループ、サンズ・オブ・ザ・ヴェジタル・マザー(Sons Of The Vegetal Mother)(1969-1971年)が続いた。

サンズ・オブ・ザ・ヴェジタル・マザーはずっと活動を続けるつもりで結成されたバンドではなく、一時的なプロジェクトだったが、マイクは「スペクトラム」の結成後においてもレギュラーメンバーとして関わっていた。彼はヴェジタルの唯一のレコーディングでベースを演奏した。

その作品は”The Garden Party”という非常に珍しいEPであるが、約250枚しか製作されなかった。

1970年

ウィルソンとハナフォードは、ヴェジタルから派生して出来た新しいグループのダディー・クール(Daddy Cool)に、1970年まで集中していた。

そのため、ラッドはバンドを作り、パーティー・マシーンとヴェジタルに続いてプログレッシヴの道を歩むことを決意。

EMIと契約する前には、「スペクトラム」はデモ・シングルの7インチのアセテート盤レコードを制作し、企業を回ってプロモーションした。

A面は新しい方の曲のフォーク・バージョンの”I’ll Be Gone”で、B面はもうひとつのオリジナル曲”You Just Can’t Win”だった。

イアン・マクフレーン(Ian McFarlane)によると、これらのアセテート盤は、現在確認されているものが2~3枚しかない「非常にレア」なものだ。

”You Just Can’t Win”は、1990年にフロム・ザ・ヴォルト(From The Vault)誌の購読者に対して、伝説的なガーデン・パーティーのEPからの、ほぼ同じくらい珍しい楽曲”Let It Begin”と共に、7インチで再販された。

「スペクトラム」の楽曲は、ファースト・アルバムがアズテック・ミュージック(Aztec Music)からCDで再販されており、入手可能である。

1971年1月に”I’ll Be Gone”(B面は”Launching Place Part II”)が「スペクトラム」のデビュー・シングルとしてリリースされ、全ての苦労は報われた。

マイクの忘れられないハーモニカのイントロで始まる”I’ll Be Gone”によって、「スペクトラム」は新しいメジャー・バンドとして、マイク・ラッドは大きな影響を与える新しい作曲家として認知された。

この曲は疑いなく、これまでに作られたオーストラリアのポップロック・ソングの中で最高の1曲のうちのひとつだ。マイクの歌詞は時代を超えるもので、シンプルだが説得力がある。それは悲しげで、巡業暮らしと捕らえどころのない愛と運命についての、運命論者の観測のようである。

軽やかなカントリーブルースの雰囲気、イージーでスウィンギングなマークとビルのバックビートと、マイクとリー(Lee)のインターロッキング・ギターとエレクトリック・ピアノが特徴の”I’ll Be Gone”はすぐにヒットしてチャートを駆け上がり、1971年2月には国内1位になり、その後20週続いた。

そのヒットは、クリス・ロフヴェン(Chris Lofven)=映画製作者 とミュージシャンとで制作した、オーストラリアの初期のプロモーション映画の1つにかなり助けられたものだった。(クリス・ロフヴェンはその後すぐにダディー・クールの”Eagle Rock”のクリップを制作した。)

300ドルの大きな費用をかけた、シンプルで想像力のあるモノクローム・フィルム・クリップは、タラマリン(Tullamarine)周辺で撮影したもので、マイクの妻、ヘレン(Helen)と若い息子のクリス(Chris)がちらっと現れているのが特徴である。

クリスは『Spectrum Part One』の表カヴァーにも現れている。

1971 スペクトラム(Spectrum)- Part One の曲目

曲目

01. Make Your Stash (4:11)
02. Fiddling Fool (12:30)
03. Superbody (9:15)
04. Drifitng (3:24)
05. Mumbles I Wonder Why (5:51)
Bonus Tracks from 2007 Aztec Music re-issue, called ‘Spectrum Part Two’:
06. Launching Place, Part I (Mono) (3:33)
07. I’ll Be Gone (Mono single edit, Harvest Australian single) (3:31)
08. Launching Place, Part II (B-side of Harvest Australian mono single) (3:03)
09. I’ll Be Gone (Full length stereo version, Harvest Germany single) (4:25)
10. Launching Place, Part II (Psycho-Psychedelic version, b-side of Harvest Germany single) (2:54)
11. I’ll Be Gone (Original mono acetate demo) (3:40)
12. You Just Can’t Win (Original mono acetate demo) (4:44)

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